
駅の構内の〈看板〉に興味があって、よくカシャリをする団扇です。「な~んだ?」の問いに「のみの塾?」と首を傾げてくれた妻殿でした。〈当たり前の看板〉と思える方には、これほど馬鹿げたクイズはないのでしょうが。

同じ気温でも、日差しと風の具合で、体感温度はガラリと変わります。小さな花の群れを撮るつもりで、怪しげなシャドーを映してしまいました。

バスを待つ間のカシャリ、鳩はポーズは取りませんが逃げたりもしません。シンキングタイムのつもりです。

「日能研」は全国に展開する学習塾で、Nのマークのついた紺のカバンを頻繁に目にします。確かにカバンの主は小学生のみです。学校を終えて塾に直行するのでしょう。パンをかじる姿もあります。公立育ちで、中3の夏休みに塾の集中講座を体験しただけの団扇には、別時代の別世界の風景です。そんな団扇が〈転勤のない私学〉に40年近くも務めることになったのも、なにかの縁なのでございましょう。学校・教職員・受験・塾などどこを切り取っても、教育の在りかたが真剣に問われていると思います。妻殿のエピソードです。〈気分の悪くなった生徒を保健室に引率する〉のは保健委員の役割でした。妻殿はそのたびに学習権を奪われていたことになります。なんと、校舎間にあったプレハブの保健室にはベッドが二つあるだけで、養護教諭はいなかったそうです。朝のカシャリが60余年もの歴史を遡らせます。
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