
随分昔の話です。乗車するや否や、若い女性から声を掛けられました。「あの、済みませんが」「はい、何でしょうか?」質問をされたと思い込んでそう応じたところ、「専用車ですよ」「これはどうも」見渡すと女性ばかりです。幸いなことに「間違えただけだな」という眼差しばかりでした。「専用車」が出来た理由を聞いたことも読んだこともありませんが、すぐに定着したのは「法律的な納得」ではなく「文化的な納得」なのでしょう。優先でなく専用でないと意味を持ちません。

こちらは「専用席」でなく「優先席」です。前にも書きましたが、団扇は一般席が空いていても「優先席」に座ります。より優先されるべき人に譲るためです。「優先席」は各車両の前方と後方にありますから、妻殿も団扇も1か4の乗車口に並びます。「優先席」が空いているのに誰も座らない風景をよく見かけます。若者に「空いている時は、座っても良いのですよ」と声を掛けたくて、いつもウズウズする団扇です。遠慮なく座り、すっと譲る外国の方に、合理性とマナーの同居を発見します。「シルバーシートの由来」1973年に導入した際に、新幹線0系のシルバーグレーの予備布地の在庫がたまたまあったからだそうです。最近は、クッションや奥行きなどに差をつけた座席も登場しています。

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