Loading...Loading...

CIMG0660

CIMG0664

☝ 10月29日30日 板橋区まなーぽーと板橋作品展

まなーぽーと(旧社会教育会館)で恒例の作品展がありました。川柳成増吟社と徳丸ふれあい川柳同好会のメンバー(一部重複)の21名の作品62句を展示しました。地味な展示の仕方ですが、熱心な参加者がいて、昨年は「ふれあい」に一名、今年は三名もの方が「成増」への参加表明をされました。川柳マガジンも紹介しました。

さて、「コンビニ人間」のその二です。

コンビニエンスストアは、音で満ちている。客が入ってくるチャイムの音に、店内を流れる有線放送で新商品を宣伝するアイドルの声・・・ チャリ、という微かな小銭の音に反応してふり向き・・・・・素早く店内を移動してレジカウンターの中に身体をすべりこませ、客を待たせないように中に立って待機する。「いらっしゃいませ、おはようございます!」ここまでが、「コンビニ人間」の書き出しの31行です。巧みですね、すっかり「コンビニワールド」に引き込まれて、読者も「亜コンビニ人間」になった、またはである気持ちになってしまうのです。

団扇の句に いらっしゃいませこんにちわ分けて言え があります。ある店舗で差し入れ用に「鳥のから揚げ」をバケツいっぱい買い求めたら、「お持ち帰りですか、お召し上がりですか」と聞かれたことがあります。「君も一緒に食べるかい」と聞いたら、マニュアル対応に気が付いてニッと笑ったものでした。コンビニではなくて、ファミレスでのことですが、店員「いらっしゃいませ、お客様おひとりですか」私「うん、見ての通りだ。もし二人に見えたら一人は背後霊だ」なんて会話も楽しみます。

客「すいません、トイレ貸していただけますか」店員「はい、大ですか小ですか」は、コメディアンのネタです。

「コンビニ文化」に埋没していない自負のある団扇に、紗耶香さんは次のシーンを提供して追い打ちを掛けて来ます。

「ここは朝、何時からやってるの?」・・・・・「あら、夜中もやってるの?朝も?」・・・・「便利ねえ、私はほら、腰が曲がって大変だから。スーパーが遠くて困ってたのよ」そして、そのお婆ちゃまは定連になって、こう呟くのです「ここは、いつも同じね」

遠いスーパーに通う前は、町内の肉屋魚屋八百屋で用を済ませ、米屋酒屋クリーニングは御用聞きがやってくるし、豆腐屋のラッパや納豆の呼び声で時計もいらないほどでした。花屋さんもおでん屋さんも夜泣き蕎麦も屋台を引いてきました。そうそう、たまには常磐線の専用車両に乗った「担ぎ屋さん」もやって来ましたね。荷物は朝取りの野菜と大福でしたね。そんな、お婆ちゃまが「コンビニ」を有難がるのを、果たして進歩と呼んでも良いのでしょうか。

「コンビニって別に安くないよね」それはそうでしょう、最初から廃棄が予測されている商品の分まで支払っているのですから。期限切れの賞品がレジの機械を通らないシステムは天晴ですが、代償も消費者持ちなのですね。そんなあたりも、さらりさらりと表現せずに表現する紗耶香ちゃんは、やっぱり達人です。 続くってさ!!

 

 

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K