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☝ 瀬戸物の「這い這い人形」     ☝ おサルの○○くん?

中途失明のある女性は視力を失ってから、常にすり足で歩く癖がついた。そんな彼女が、「走る」ということを、こう表現したという。「走るっていうのは両足を地面から同時に離す快楽なんです」(東京新聞朝刊筆洗2016・9・6)

人間が進化の賜物として「直立二足歩行」を獲得してから、個の発達の賜物として「直立二足歩行」を獲得する過程が繰り返されてきました。ダウン症の次男が獲得したのは、4歳2ヶ月でしたが、誰もが同じように獲得できるとは限らないことは当然です。

障害を持って生きる人、障害をもつ子を育てた親からの聞き書き集

  はぐくむいのちかがやくいのち 茂木好子 監修から

  哲彦が歩いたのは4歳2ヶ月でした。忘れもしません。高島平のラドンセンターに行った時です。絨毯敷きの廊下のはしっこに座っていたのですが、突然立ち上がり、何歩か歩いたのです。お兄ちゃんが「アキが歩いた!」と言ったのです。すると哲彦が笑ったのです。それはうれしそうでした。もちろん私たち家族も、とてもうれしかったです。

     這えば立て立てば歩めと急かさない    団扇

「両足を地面から同時に離す快楽」は歩くよりも風を切る快楽を伴って、より早く移動できる快楽に繋がります。おサルの○○くんは直立二足走に、さらに速度を得たいときは、両手の甲をついて二手二足走法(ブランコのような移動)を行います。実際のロボットも、鉄人28号型から鉄腕アトム型に進化するには長い過程がありました。

断片的なことを無秩序に並べましたが、「パラリンピック」を観戦する基本的な視点について考えていきたいと思ったからです。テレビで車椅子バスケットボールのルールの解説を観ました。「障害の程度を5段階に分けて得点化する。チームの合計点を等しくする」ことによって対等な対戦状況を作る訳です。障害の中身と程度を、チーム内・対戦相手・審判・観戦者すべてに公表するわけです。これは、実は大変なことなのです。

障害のある人たちの施設内でも、こんなことは実現していません。ましてや、町の中では公表どころかタブーでさえあります。必要な個人情報を公表し合うことは「助け合って生きていく」のに大切な条件であることは当然です。勿論、公表したくないことを無理矢理暴き出すこととは違いますが、何かといえば「個人情報」だといって公表を拒むことが、人間の連帯の妨げになっていると思われて仕方がないのです。

個々の人間の連帯を阻んでおいて、「マイナンバー」で一括して管理してしまう世の中を本当に変だと思いませんか?

パラリンピックは、オリンピック以上に、勝敗を競う前提に人間としての連帯が尊重されていると考えられます。

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