
森中恵美子先生のご逝去の報に触れて驚嘆しております。団扇にとっては雲の上の存在ですが、忘れられないエピソードがふたつあります。どちらも展望大会の会場での出来事です。その1、天音夢草さんの開会あいさつに対して、ご自分の選の際の〈まるで一喝のような〉感想です。確かに、夢草さんの〈健康不安?〉のような内容が気にはなっていました。閉会のあいさつ?で、夢草さんが反省というか感謝のような表明をしたのが印象的でした。その2、別の年の大会だと思いますが、今度は団扇が選者でした。題は失念しましたが、〈鰻と穴子を詠み込んだ先生の句〉に対して「鰻ばかり食べたがる息子を、いつわって穴子を与える」話をしたところ、正面の席から「わたしは穴子のほうが好みよ」とご返答されました。世間のみなさんには、「団扇はいつも肝心なことを忘れて、つまらない事ばかり覚えている」と常々お褒めの言葉を頂戴しています。お近くで、親しくお話ができるチャンスには恵まれませんでしたが、大会の参加者全員の注目の中で、一対一のやり取りを出来たことは有難く光栄なことでした。先生の元気溌溂としたご様子を偲びつつ、信じられない気持ちのままで、ご冥福をお祈り申し上げます。
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