赤提灯 作詞:喜多條忠 作曲:南こうせつ
あの頃二人のアパートは/裸電球まぶしくて/貨物列車が通ると揺れた/ 二人に似合いの部屋でした/覚えてますか寒い夜/赤提灯に誘われて/ おでんをたくさん買いました/月に一度の贅沢だけど/お酒もちょっぴり飲んだわね/雨が続くと仕事もせずに/キャベツばかりをかじってた/ そんな暮らしがおかしくて/あなたの横顔見つめてた/あなたと分かれた雨の夜/公衆電話の箱の中/ひざをかかえて泣きました/生きてることはただそれだけで/かなしいことだと知りました/いまでもときどき雨の夜/赤提灯も揺れている/屋台にあなたが/いるような気がします/背中丸めてサンダルはいて/一人でいるよな気がします
①さて何処でしょう。早稲田界隈ではないようです。②食べるでなく買う。③月に一度しか飲まないのでしょうか。④二人ではないと思う理由は。
神田川では表現されていませんが、やはり別れたのですね。「同棲時代」とは入籍する前の期間ではなく、分かれる予感(まさか予定ではないにしても)のある関係を意味するのでしょうか。屋台のベンチに並んで、お酒をチョッピリとおでんもちょっぴり食べて、帰宅後の夕食のために、たくさん買ったのです。ふたりは、ひと月に一回しか飲まないのでしょうか。おでんを買って、缶ビールを買って帰宅して飲むことはあったのでしょう。 贅沢と言った理由は、「外飲み」と「惣菜をたっぷり」を意味しているのでしょう。おでんの屋台の親父は、顔見知りです。月に一度でも飲んで行くし、たびたび買っていくのですから。あなたが屋台で飲んでいる姿は「まぼろし」です。他の女性と来る筈がないし、一人で来ることもない筈です。同棲関係が解消されると、なぜか男性が先に出て行きます。後始末をしてから、女性も転居するようです。同棲は男女の新しい関係のように描かれますが、実は古臭い関係なようにも思えます。サルトルとボーヴォワールの契約結婚とは別物みたいです。ようやく結論です。「ただ貴方の優しさが怖かった」が平等な関係とはとても思えません。
学生時代に、同棲をはじめた友人がいます。不仲になって「相談にのってくれ」と依頼されました。両者の言い分を聞いて「そりゃあ、別れるしかないな」とアドバイスしました。五日ほどして前に表れたふたりは、こう言ったものでした。「机や炬燵や書籍をどうわけるか揉めに揉めた末に、面倒だから分かれないことにした」二人の場合、結婚生活の前の「同棲時期」ということになりました。




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