死んだ子の年を数える風でなし
車内で指を折る人を見かけて、おやお仲間かなと思って微笑みかけた時の句です。「指折り数える」という表現がありますが、指は折るときと立てる時があります。日本人は通常?掌を広げたところから、親指・人差し指・中指・薬指・小指の順に折り、その逆の順で立てていきます。団扇は575の定型の場合、5・7・5と分けて折ったり立てたりします。775,557、89,98も同様です。披講する時も、作者の意図に沿う気持ちで頭の中で指を操作します。
「お客様お一人ですか?」と問われた時は、人差し指・中指・薬指の順に立てて示します。と書いておきながら、実は三人は中指・薬指・小指を立てることを白状して置きます。一般型は親指・小指を重ねますが、団扇型は親指・人差し指が重なりOKの形になります。次男のアキヒコは「それは6だ」と指摘します。ところで、団扇の亡父は、じゃんけんのチョキを親指・人差し指で拵えました。つまらない発見が大好きな団扇です。親指から順に唇にあてて数える老人を見たこともあります。札束をトランプのようにサラサラと開いて5・10・15と数える仕草に感心する話をしたら、金融機関に努める川柳仲間から、昔は4・8・12と数えたことを教わりました。「さて、寝る前に」と立てかけた人差し指を引っ込めて、寝床に入りました。

Loading...















































