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岡本恵川柳Blog
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2012年9月14日
♥
180
BATHROOM
突然ですが お風呂で最初に洗うのはどこですか ・・・ 私は左の腕からです 特に訳はありません 朝珈琲を飲みたくなるのも 鏡があるとおすましするのも 特別な理由はありません そんな風にいつもの通りの一日を過ごすと 何もしなかったような気分に...
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2012年9月9日
♥
169
地図にない虹のふもとが目的地
特にお参りということではないのですが 狐たちに出会うと何だか不思議な気持ちで つい立ち止まって見つめてしまう私です そのうちじっと見つめ返されて 動けないような気がしてきます 真っ赤な鳥居のある佇まいは美しいのですが 何となく日の当たらな...
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2012年9月4日
♥
175
通り雨
さっきまでの青空が嘘のよう 気紛れな天の打ち水シャワーです 少しだけ我慢してやり過ごせば いつかは止むはずのただの通り雨 待っているだけの時間がもったいない 心の中の水たまりも大きくなってくる 少しも望んではいないのに 私ではない私がそこに...
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2012年8月30日
♥
158
私の宿題
葉月尽まだ宿題は終わらない 二学期が始まるまでの先生との約束 上手くいかないもどかしさに 子供心にも自分の不甲斐なさを嘆いたりしたものです 大人になっても八月の終わりには やり残したことがあるような感じがして ソワソワしたり予定表を確かめ...
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2012年8月26日
♥
163
Photograph
それは時間と空間を切り取って 永遠に残しておくためのとっておきの魔法 記録するというだけではなくて シャッターを切った人自身も一緒に映りこみ その人らしさが表れてきた時 かけがえのない一枚になるのでしょう 一枚の写真の前に立った時に 笑い声...
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2012年8月25日
♥
173
夏が行ってしまう
朝早い公園で 小さな花火大会の跡を見つけました 夏の思い出は何ですか 久しぶりの同窓会で憧れの人と再会 灼熱の浜辺にとろけそうなアバンチュール 白樺の避暑地で見つめ合うだけの純愛 ・・・何もない私でした 大人のふりして分別顔で 時間通...
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2012年8月20日
♥
180
もっと近くに来て
誘われてそばまで行って じっと見つめている 風に揺れることしかできない いったいあなたは誰 生まれた場所から動かないまま 己の美しさも知らされずに 精一杯の命を立派に咲かせている そして命をつなぐ実を結ぶ 色も形もdetailもよく観たら ...
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2012年8月15日
♥
188
うさぎとかめ
緑に包まれたゆったりとした空間へ 山道をしばらく走ります 着いた所は富弘美術館 途中の楽しい初体験はメロディーライン ゆっくり走ると道路とタイヤが歌います ♪ もしもしかめよ~かめさんよ~ ♪ ドライブがまた一つ楽しくなりました...
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2012年8月10日
♥
171
帰る場所
虹だよと庭であなたの声がする 私のスタートの大切な一句です ここから始まって いつもこの句に帰ります ただいまと言える場所は 子どもの時はもちろん父と母 一人暮らしの部屋だったこともあります そして今はその あな...
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2012年8月5日
♥
168
おむすび日和
今朝はシャケとコンブとメンタイコです 今までにいったいいくつ握ってきたことでしょう デパートの地下に並んだおむすびはかしこまって胸を張り 身近なコンビニではフレンドリーに笑いかけてきます 塩味だけで作られる小さな一品を味わえるのは おいしい...
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2012年7月31日
♥
148
日射しの中で
爽やかさを通り越して挑戦的な真夏の光の中を 真っ直ぐに顔を上げて歩くには努力が必要です 光が強くなって より暗さを増した陰の部分に 逃げ込もうとしている自分は誰なのでしょう でも闇などかき消えてしまうほどのトキメク気持ちで 川柳のS先生に ...
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2012年7月26日
♥
148
三角形
両親の名前や誕生日ははっきり分かる その両親の名前くらいは言える でもその父親母親となると そのまた両親となると・・・ 祖母の法事の席でのこと おばあちゃんが今までをどう生きてきたのか という昔話を聞いた時に ほとんど何も知らなかったこと...
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2012年7月21日
♥
165
刃
凶器に囲まれて暮らす 今日も包丁を研いでは いざという時に備える 言葉も人の心を切り刻む 時に深い意図がなくても 耳にした人の胸の奥深く 致命傷をあたえるのだが 不条理...
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2012年7月16日
♥
147
雲が流れる
同じ場所に動けないでいるのに見上げればほら雲が流れていく 風が来たから飛ぶのでしょうか 飛ぶ為に風を呼ぶのでしょうか 気まぐれに形を変えて自由三昧 好きな時に手の届かない高さで 悲しみも無しに現れては消える どんな風に思いつくのでしょう 上...
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2012年7月11日
♥
182
山のような欠点豆
みなさん コーヒーはお好きですか? 目の覚めない身体に喝を入れてくれる がんばった心と身体をなだめてくれる 大切な人との時間を豊かにしてくれる 珈琲は何と不思議な飲み物でしょうか アヤメの公園のそばにロッジがあって 中には機関車の形をした...
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2012年7月6日
♥
148
私小説
『はじめまして・・・』のあの日から 31,536,000秒が過ぎようとしています 人間の赤ちゃんならよちよち歩き ミーアキャットなら立派な青年に 稲はすでに美味しいご飯となって 林檎も葡萄も食卓に並んでいることでしょう 私の周りには穏やかな...
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2012年7月1日
♥
188
文月
彦星に恋はまさりぬ天の河へだつる関を今はやめてよ 伊勢物語 第九十五段 織り姫を想う彦星よりも 私があなたを想う恋心はまさっているのです 織女との間を隔てる天の川のような 物越しにしか逢おうとされぬ隔ての関を今はとってください 『この歌...
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2012年6月26日
♥
187
イイワケという物怪
イイワケという物怪が 心の中に棲んでいて 何につけても出しゃばってきては 純粋無垢な私の心を弄ぶのです 言い逃れ 逃げ口上 申し開き などの忌まわしい技を使って 邪念や私欲といった甘...
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2012年6月21日
♥
153
踏み切り
やっとここまでたどり着いた私の行く手を閉じる黄色と黒 ほんのわずかな距離を まるで果てしない闇の向こうのように意地悪にとおせんぼ 立ち止まったままで時計を見ている どうしてもあと一歩が踏み出せない 雨の踏み切り 肩を濡らす小さな傘 雫と雨...
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2012年6月16日
♥
175
jealousy
好きな人が私ではない人を好きになってしまう そんなことばかりでなくても 近くの人が超美人だったりお金持ちだったり カッコいい仕事をしていたりすると気になります みんな違ってみんないい そう言ったのは金子みすず 負け惜しみなどではなく 人は見...
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profile
岡本 恵
(おかもと・めぐみ)。横浜生まれ。茨城県在住。無所属。 1995年、本誌の前身「オール川柳」に出合い投句開始、数々の誌上句・大会、マスコミ柳壇で活躍中。第8回川柳マガジン文学賞大賞受賞。...
プロフィールの続きを見る
ブログ作家の本
新家完司
川柳の理論と実践
定価:(本体
¥
1,600
+税)
四六判ソフトカバー・326頁
ISBN978-4-86044-428-0
杜青春
川柳作家ベストコレクション杜青春―炎天下台湾全土焼芋化
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-948-3
赤松ますみ
川柳作家ベストコレクション 赤松ますみ―むらさきになったり透けてしまったり
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-986-5
新家完司
令和五年
定価:(本体
¥
1,000
+税)
A5判・ソフトカバー・138頁
ISBN978-4-8237-1091-9
野村賢悟
令和川柳選書 第三句集
定価:(本体
¥
1,200
+税)
B6判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-8237-1147-3
鈴木順子
目覚まし時計
定価:(本体
¥
1,000
+税)
四六判ソフトカバー・162頁
ISBN978-4-86044-615-4
富田房成
川柳作家ベストコレクション 富田房成―不離不即うすむらさきの中にいる
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-951-3
たむらあきこ
前田咲二の川柳と独白(川柳作家ベストコレクション)
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-001-5
松橋帆波
川柳作家ベストコレクション 松橋帆波―やがて春ならん想いの頬でいる
定価:(本体
¥
1,200
+税)
新書判ソフトカバー・96頁
ISBN978-4-86044-886-8
中前棋人
折れない足Ⅱ
定価:(本体
¥
1,200
+税)
文庫判ソフトカバー・128頁
ISBN978-4-86044-065-7
最近のコメント
おはようございます 昨日ポプラ社さん
AKKさん、こんばんは。 名画の解説
めぐみさんが主人公の小説のプロロー
やさしいやさしいめぐみさん、ありがと
いい人生をがんばって生きているこのみ
追伸 とある文芸誌に、父の奥さんに間
おはようございます 薔薇の写真が見事
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赤や黄色や...
2016年7月15日
ありふれた名前でも...
2023年3月13日
次の季節は...
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