クリスマスケーキ
父の従弟が我が家の近くに住んでいてパン屋をやっていた。子供の頃クリスマスに近づくと、必ずデコレーションケーキを買いにその店へ行った。
昭和40年代のクリスマスケーキは生クリームではなくバタークリームが主流だったと思う。濃厚な甘さ、生クリームとは違った適度な歯ごたえ、この旨さは今でも私の脳裡のどこ...【続きを読む】
連続ドラマ
新聞や週刊誌には大概連載小説が載っているが、若い時分から私はこれがどうしても読めない。読もうとして何度も挑戦したが無理だった。読み進められない。苦手なのである。
ではテレビの連続ドラマはどうかというと、一話完結物なら前回までのあらすじにこだわらなくてもいいので気軽に見ていられる。ところが、ストー...【続きを読む】
草餅と黄な粉
我が家では、私が小さかった頃から毎年草餅をよく作った。近くの川の土手に蓬がよく生えていて、3月3日のひな祭りには間に合わないが、3月下旬、春休みの頃には親子でいつも摘みに行った。
草餅は、少し平らにした饅頭のような形にして作っていた。一個一個作り上げる最後の仕上げの時に、人差し指、中指、薬指で押...【続きを読む】
愚者の税金
宝くじは、欧米では「愚者の税金」と言われている。販売額の約40%は胴元である地方公共団体の儲け(収入)となる。残りの40数%が購入者に当せん金として還元され、更に10数%が手数料・印刷経費・広報費に使われる。例えば総額100億円分の宝くじが販売されたとした場合、もしそれを残らず全て買い占めたなら、...【続きを読む】
コブシとマンサク
小学校卒業(昭和44年3月)の記念樹はコブシ(辛夷)とマンサク(金縷梅)だった。いずれも名前がおもしろいので、当時みんなで笑った。コブシは拳、マンサクは万作(おじいちゃんの名前みたい)を連想したのである。どんな花が咲くかはもちろん知らない。小学生にはそんなことはさして興味もない。植えた場所は、国旗...【続きを読む】
戯れ言として「すべて無利子になった世界」
西暦20XX年、日銀のマイナス金利が高じて、ついに銀行の利子が定期預金でも普通口座でもゼロパーセントになった。とんでもない世の中である。
給料やボーナスの一部を銀行に預けても、一銭も得にならない。しかしだからといって家に置いておくタンス預金にしておくと、物騒な世の中なので落ち着いて寝ていられない...【続きを読む】
天の川との遭遇
大学時代の一時期山歩きのサークルに入っていて、結構いろいろな山に登った。今でも忘れられないのは、1年生の夏休みに岩手県の夏油温泉から焼石岳という山に登った時のことである。実は生まれて初めて天の川を眺めた。それまでは小学生の頃宇都宮にあるプラネタリウムで人工的なものを見ただけだった。
その時感じた...【続きを読む】
物は余るようにできている
学生時代に経済学用語の「依存効果」のことを知った。ネットのコトバンクには、この言葉は以下のように解説されている(出典は「ブリタニカ国際大百科事典」)。
「生産者の宣伝,広告によって消費者の欲望が喚起されること。貧しい社会では欲望は必要によって決定されるが,豊かな社会では消費者の顕示欲が消費を促すば...【続きを読む】
コロナ禍、コロナ下、コロナ禍下
テレビやネットのニュースなどで、話しの始めに「コロナ禍」で切り出す記事を多く見かけるようになった。去年の騒ぎが出た頃は「新型コロナウイルスの感染拡大の状況により」というような紋切り型の枕詞が多かったが、これはあまりにも諄くて冗長で、数か月でこのフレーズはメディアでは見事に使われなくなった。
その...【続きを読む】
図書館は半分死んでしまったか
コロナ騒ぎで図書館の楽しみがかなり減ったと思う。どこの図書館も閲覧座席(ブラウジングコーナー)を閉鎖している。寛いで新聞や雑誌を読むこともできない。他の人が触れて読んだ本を書棚から取り出して借りる行為についても、コロナの所為で衛生的なことに思いを馳せる神経質な人間からは敬遠されていくかもしれない。...【続きを読む】
失言て何なの?ーその客観的考察ー
「失言」の意味を調べると、「言ってはいけない事をうっかり言ってしまうこと。またはその言葉。」と書いてある(三省堂 新明解国語辞典第五版/最新版ではどうなっているかは購入していないので不明)。
ということは、当人が言ってはならないことを言っただけで、その話しの内容は当人がそのように思っている、信じ...【続きを読む】
それなりの巣ごもり生活
国の方針として自粛をしつこく言われ、私の巣ごもり生活も少し板に付いたようなところもあるが、やはりお昼にどこかの旨いラーメンを食べに行くくらいの外出行動をとらないと、精神的に蕁麻疹ができるくらいの苦痛を覚える。
巣ごもりを続けていると、ブログの作業が結構捗る。今日一日何にもすることが無いなぁ、と嘆...【続きを読む】
「今晩は」
中学時代は卓球部に入っていて、授業が終わると毎日練習に励んだいた。帰りはいつも遅くなって、冬になると夜道を通って我が家に向かう。当時は街灯もあまり設置されていなかったが、家が同じ方面の仲間とふざけ合ったりしながら帰った。ある時、仲間の一人がこんなことを言い出した。暗がりを歩いていて、年取ったおばあ...【続きを読む】
デパートの食堂
子供の頃、休日に家族でよく宇都宮へ電車に乗って出かけ、デパート巡りをしながら買い物をした。昭和30年、40年代の宇都宮にはデパートがいくつもあって、どこも賑わっていた。お昼になると、どこかのデパートの食堂に入る。これが一番の楽しみ。うどん・そばやラーメンなどの麺類、カレーや丼物など、一般的なメニュ...【続きを読む】
男体山と鬼怒川
栃木県と言えば、男体山と鬼怒川が有名である。鬼怒川の方は、源流に鬼怒川温泉という観光地があって、ある程度知られた名称になっている。県外の人と話しをしていて「鬼怒川」という言葉を持ち出しても、「きぬ」は「絹」や「衣」ではなく「鬼怒」と表記することは勘違いされることは滅多にない。
ところが男体山は、...【続きを読む】
山手線の混み具合
高校の修学旅行は京都・奈良方面だったが、これは中学校の時と同じコースだったので、さらに足を延ばして兵庫県の姫路城や岡山県の後楽園などにも行ってそれらを見学した。
さて往復は東海道新幹線を使って乗ったのであるが、栃木から東京まではまだ東北新幹線が開通していなくて、当時東北本線と呼ばれていた国鉄の早...【続きを読む】
栃木県人の発音について
栃木県人は、会話の中で言葉にアクセントをつけない。雨と飴、箸と橋と端はすべて同じに発音される。
大学に入って東京に出て来た時、周りの人間が言葉のアクセントの話しをしていたことがあったが、それに耳を傾けながら何のことかさっぱり分からなかったことを記憶している。
テレビのアナウンサーが言葉にきちん...【続きを読む】
駐輪場設置の基本コンセプト
毎週雑誌を借りに地元の図書館へ通っているが、いつも図書館の真ん前に違法駐輪していた。予約していたものを借りるだけで1、2分の程度止める時間なので、田舎でもあり大目に見てくれていたと思っていたのだが、その常習性がバレてしまったのか、先日職員に突然取り締まられて注意されてしまった。仕方なく少し離れた所...【続きを読む】
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