この舟はどこへ行くのだろう
いつの間に乗せられたか
ゆらゆらと漂いながら
時の経つのも忘れて
ひもじくはないから
義務や強制もないから
時がコチコチと音だけを
大きく小さく近づけては遠ざける
まどろみの瀬は
きらめいて細やかに踊り
深い眠りの淵では
夢の住処までゆったりと沈んで行こうとする
たどり着くところはないと
魂は安心仕切っているらしく
知らないうちに海まで行くことになっても
大きな魚は水の中を飛ぶんだと信じこんでいる

鞦韆の少女数えで六十五 めぐみ
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この舟はどこへ行くのだろう
いつの間に乗せられたか
ゆらゆらと漂いながら
時の経つのも忘れて
ひもじくはないから
義務や強制もないから
時がコチコチと音だけを
大きく小さく近づけては遠ざける
まどろみの瀬は
きらめいて細やかに踊り
深い眠りの淵では
夢の住処までゆったりと沈んで行こうとする
たどり着くところはないと
魂は安心仕切っているらしく
知らないうちに海まで行くことになっても
大きな魚は水の中を飛ぶんだと信じこんでいる

鞦韆の少女数えで六十五 めぐみ