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小さいけれど石に囲まれて
上流の土を盛った山からは滝の水
二人の他に何種類もの住人がいて
もうかれこれウン十年になる

いろんな歴史を抱えているのを
ここでずっと見てきたつもり
清濁を繰り返し水漏れも少しあるけれど
二人にはここの今が世の中の全て

二人きりの世界はとてもいい
でももっと広く見たり聞いたり
生きる意味や存在について問いながら
楽しみやら喜びやらも求めてみたい

二人のコイの間柄はいつまでも変わらないと
暖かい雨の日にも冷たい風の吹く日にさえもそう思う
石が砕けて干上がる日があるとしても
守り保つ気持ちがある限りは

 

百日紅散る池にコイ二人きり   めぐみ

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