ご近所の怪
今まで気付かなかったのが不思議なくらいです
とある日曜日の朝
ふと外に目をやるとお隣がもう一軒あるではないですか
どんな人が住んでいるのでしょう
わくわく
すると
どこからか名前を呼ばれた気がしました
どきどき
突然ですからこれも妙な話です
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包んであげる人になりたい
本当に本物のひたむきな思いのすべてを
ちゃんと素直に受けとめることが出来て
その心が十二分に報われるまでのことを
どうか私にさせてもらえるようにしてください
疲れ果てながらもすべてを投げ出そうとするあなた
見返りのひとつも求めないで与え尽くそうとする魂に
私も共振して鳴りやまぬ音叉のように
癒しの純...【続きを読む】
小吉
冬枯れの水辺の冷たさに
わざわざ会いに行きました
まだまだ春は遠いよと
鳥たちが私を諭します
後れ馳せながらの初詣
人気の少ない天神様の坂道を
石段を五七五と数えながら
上り詰めていきます
今では誰の梅なのか
つぼみは固く小さくても
春に向かって飛ぼうとする気配に
何かを待ち望む心が振り...【続きを読む】
夢の8日間
夜が開けて
新しい年も開けました
よろしくお願いしますと
自分自身にもあいさつです
何というスピードでしょう
標識を立ててどんなに注意を喚起しても
カーブから直線へと走る歓びしかありません
いい気持を乗せて坂道はまだ続きます
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無垢な願いを
わたしはあや
おかあさんいつもいっしょね
おめざもねんねもおっぱいも
いっぱいありがとするからね
がんばっておおきくなっても
だっこしてすきっていってね
おとうさんおねがいがあるの
おふろでおかおをあらうとき
おゆをいっぱいかけないでね
おとうさんがみえなくなって
ちょっとさびしくなっちゃう
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忙中閑
日曜日
早朝弐時間の
タイムスリップです
こんな人がいるなんて
スリル満点 何時代?
衣装も選べるのかしら
サービス満点ですね
左がステキ
大きな門がありました
おーい ここです ここ
&nbs...【続きを読む】
句読点
クリスマス、年の瀬、そしてお正月。今年も世の中は元旦で区切りをつけるために動いています。もちろん私もそのようにするつもりでいます。では、私自身の区切りは何処にあるのでしょう。春夏秋冬のどれかにしましょうか。それとも誕生日。どうもピンと来ません。一番の節目、この世に生まれてきた時のことは覚えていられ...【続きを読む】
揺れる
この街に暮らすことになった頃には、右も左もさっぱりわかりませんでした。水海道(みつかいどう)は読めても、珍しいだけで何の意味も感じませんでした。

くりかえす毎日が私の居場所を教えてくれていることに気がついてからは、異邦人でも「みつかいどうっぺ」になれるかしらと本気で思っています。

ひさし...【続きを読む】
テクニシャン
デパートを歩くと、素直にお金持ちになりたいと思います。顔のない美人のマネキンさん達に付いている小さな値札に最初に目がいく人ではなくなりたいと願うのです。
「素敵なジャケットね、これをくださいな」
「どんなスカートが似合うかしら、これかそれかやはり両方」
「で、おいくらかしら?」
と後から値段を聞く余...【続きを読む】
ららばい Ⅳ
この子たちのためだけの子守唄を
心の中でゆっくり何度も繰り返す
声に出して歌うよりずっと静かに
ぴったりつけた胸から胸に響いて
とろとろずしりすーすーほかほか
あなたたちは境目のない夢の中へ
私はここにある愛の形抱きしめて
幸せの確からしさに包まれている
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めぐみの相対性理論
じっと見つめていると自分で書いたはずなのに字でないものになりたがる
鉛筆もどうしてそんな形でそこにいるのと問いつめてみたくなる
小さかったころ蟻はもっと大きかったと思う
自分の背が伸びただけでも違って見えるものが
ゆったりと過ごす時には色を加えて見せたり
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タヌキの宙返り
葉っぱのどれかをおつむに乗せて
いつもの ”いつも” から大変身
街を行きます
歩いて歩いて
お世話になっている鉛筆に化けてみたり
あこがれの郵便ポストさんにもなれました
こ、これはけっして私ではありません
昨年道をたずねた方です
そう ここでエイヤっと宙返りしましょう
ほらほら効き...【続きを読む】
山のあなたには
私の街では朝が来ると夜が明けて”いちにち”というのが始まります
一軒家にもアパルトマンにも公平に陽のあたる通り沿いを
朝には朝の音が空気を揺らして通り抜けて行きます
様様な暮らしの中で数数の出来事が...【続きを読む】
Free Coffee Ticket
スタートはいつもの図書館です
足元も
見上げても
窓辺の光も
深まる秋は物思いの色
きれいな青空に誘われて
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川に流れるもの
東へ西へ南へ北へ右へ左へ前へ後ろへ
ローマまで行くという気負いはあって
広い所に作られようとしているのは
どこからどこまでかローカルな高速道路
ジャックの豆の木でなくても
もうすぐ空だと思っているのか
悠久の時の流れの中で繰り返す
限りない憧れへ...【続きを読む】
仮面舞踏会
人里から程よく離れた森の近くに煌々と光を放つお城があります
いつとは決められていないある夜のこと
これから集まる人々は
名前を語ってはなりませぬ
顔をあからさまにしてはいけませぬ
誰も彼もそして私も
仮面を外すことはできないのです
お望みの物は様々に取り揃えられ
メイド...【続きを読む】
またね
あなたにいちにちあえなかったら
だっこのゆめがとぎれてしまう
あなたにはんにちあえないだけで
ねいきのおとをわすれてしまう
ほほえむひとみをみつめていれば
ときはゆかずにここにいるから
そっとしずかにおめめをとじて
すこやかあしたをやくそくしてね
&nbs...【続きを読む】
昼下がりのお誘い
秋はこちらです
いかがなものでしょう
空はともかく行き止まりはイヤです
こんなところをイジワルな風が抜けてきます
おねがい帽子を飛ばさないで先に進めなくなってしまう
見~つけた
クレヨンの絵のようなお花畑
恥ずかしがらないで...【続きを読む】
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