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小さな花束を胸に君は旅立つ
おめでとうしか今は言えない

心の波立つ季節が
はっきりとした足音で
春と一緒にやってきた
花束に添えるのに涙は似合わない

自分の足で歩き出す時が来ることを
分かっていたはずなのに
這えば立てと育んできた自分が
今になって尚恨めしい

決して頑張れとは言わない
きっと君はそうするだろうから
さよならとは言わない
新しく出会い直すと思っているから

空っぽになる子ども部屋
彼は新しい時計を見つけた

もう親の時計は要らぬ子供部屋   めぐみ

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