お父さん お元気ですか
そちらでの毎日はいかがですか
去年私はとうとうお父さんの歳を越えてしまいました
今になって分かることは
親と暮らせる時間はとても短いものなのだなぁということです
子どもだった私には知る由もありませんでした
親というものはいつまでも元気で自分のそばに居てくれると思っていたのです
お父さんにもっと甘えておけばよかった わがままも言えばよかった
いい子になんかなろうとしなくてもよかったんですね ごめんなさい
あの頃の
お父さんには大人の男としての毎日の生活があって
たくさんの思いを抱えて暮らしていたのでしょうね
理不尽な社会に腹を立てることや意味のない我慢
幼い私たちの将来を思っての期待や心配事
きっともっともっと重たいものを大きな覚悟を持って
何もかもお父さんが背負っていたのですね
今の私なら少しくらいは聞いてあげられるのにね
海に出かけたりみんなで山登りをしたり
忙しい毎日なのに家族の時間を大切にしてくれました
「 ボールはこうして正面で受けるんだよ 」
「 繰り下がりの計算は足して9になる数字を・・・ 」
今頃になって何でもない一言一言が思い出してもいないのに
ひとりでに心に浮かんできてあの時のまま耳に聞こえてきます
会えなくなった今の方が
お父さんに話しかけることが多くなりました
向こうで会えたら聞いて欲しいことがいっぱいあります
もうしばらく元気で待っていてくださいね
ありがとう お父さん
天国のポスト赤ならいいのにな めぐみ
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