きびしい季節の前ぶれを
言葉を持たない木々たちは
黄色と赤で伝えます
風が吹いたらざわざわと
小枝の先をふるわせて
西と北とを教えます
気持ちの移ろうその時は
誰かと自分を恨んでいるから
きのうの今から今日の今へと
見えない時間が進みます
心の中にも季節があって
巡り来るならあの日のようにと
祈りのかたちに俯いている
私をそっと抱くように雨
赤い傘私を閉じたまま歩く めぐみ
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