雨を待つ身と笑うがいい
ずぶ濡れの写真は一枚もない代わりに
思い出は相合傘がいつでも左の肩を濡らすように
心の片側に深く沁み込んでいる
水溜りが泥を跳ね
髪も服も靴も干していない洗濯物だったとしても
ココロは色や音や光の波を増幅するから
そんな日はいつだって気分は空を見上げている
どのシーンのひとコマずつも
ひとつぶが描くラインにして
束ねていく
重ねていく
忘れなくしていく
白の花弁に日差しが指した頬紅
雨を待って背伸びをしている
ここから先は赤とも青とも決まっているわけじゃない
紫陽花と雨と思い出の季節はまだ始まったばかり
雨の日は赤い長靴スタンバイ めぐみ
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