
深紅ではなくても
「紅いね」と
目覚めて最初に挨拶をしている百日紅
もう何日も続けて夜明け競争に負けている自分
涼しいうちになどという朝には
お目にかかったことがないような気がして
寝ている間の冷房起きてすぐの冷房
電気代なんかより寒暖計の数字の方が怖い
もしかしてこのまま
地球の終わりに向かって進んでいるのに
人類がパニックに陥らないようにと
二酸化炭素などとごまかされているのかもしれない
打ち水も風鈴も心頭滅却も効かない
それならせめて雷様に夕立のおねだりでもと
日陰を探してうつむいてばかりいないで
眩しすぎる空でも見上げてみましょうか

雲の峰午睡の夢の遥かなり めぐみ
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