風を待つ
空を行く人を見ましたそこから私の場所が見えますか 右か左かだけではなく 風は上の方向も教えてくれます
地を這うように走り続ける私たちは いったい何処にたどり着いたらゴールなのでしょう ひと休みする暇などはなく この道がずっと先ま...【続きを読む】
BATHROOM
突然ですが
お風呂で最初に洗うのはどこですか
・・・
私は左の腕からです
特に訳はありません
朝珈琲を飲みたくなるのも
鏡があるとおすましするのも
特別な理由はありません
そんな風にいつもの通りの一日を過ごすと
何もしなかったような気分になってきます
無為な毎日の繰り返しではないかしらと
ハッピー...【続きを読む】
地図にない虹のふもとが目的地
特にお参りということではないのですが
狐たちに出会うと何だか不思議な気持ちで
つい立ち止まって見つめてしまう私です
そのうちじっと見つめ返されて
動けないような気がしてきます
真っ赤な鳥居のある佇まいは美しいのですが
何となく日の当たらない所で
じっと黙って座り続けていることに
もう飽きてしまった...【続きを読む】
通り雨
さっきまでの青空が嘘のよう
気紛れな天の打ち水シャワーです
少しだけ我慢してやり過ごせば
いつかは止むはずのただの通り雨
待っているだけの時間がもったいない
心の中の水たまりも大きくなってくる
少しも望んではいないのに
私ではない私がそこにいる
ひとつきりしかない自分という
人間の形の中に閉じ込めら...【続きを読む】
私の宿題
葉月尽まだ宿題は終わらない
二学期が始まるまでの先生との約束
上手くいかないもどかしさに
子供心にも自分の不甲斐なさを嘆いたりしたものです
大人になっても八月の終わりには
やり残したことがあるような感じがして
ソワソワしたり予定表を確かめたり・・・
でも やっていくだけでマルをもらえるような
そう...【続きを読む】
Photograph
それは時間と空間を切り取って
永遠に残しておくためのとっておきの魔法
記録するというだけではなくて
シャッターを切った人自身も一緒に映りこみ
その人らしさが表れてきた時
かけがえのない一枚になるのでしょう
一枚の写真の前に立った時に
笑い声や風の音までが聞こえるような
その中に溶けてしまえるような
...【続きを読む】
夏が行ってしまう
朝早い公園で 小さな花火大会の跡を見つけました
夏の思い出は何ですか
久しぶりの同窓会で憧れの人と再会 灼熱の浜辺にとろけそうなアバンチュール 白樺の避暑地で見つめ合うだけの純愛 ・・・何もない私でした
大人のふりして分別顔で 時間通りに繰り返す日々 ほんのわずかなお日さまの流し目や 口笛の練...【続きを読む】
もっと近くに来て
誘われてそばまで行って
じっと見つめている
風に揺れることしかできない
いったいあなたは誰
生まれた場所から動かないまま
己の美しさも知らされずに
精一杯の命を立派に咲かせている
そして命をつなぐ実を結ぶ
色も形もdetailもよく観たら
こんどは心で直に感じてみよう
見えてくるのはここにいる私
さ...【続きを読む】
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