
夏の兆しに急かされたまま
土と心とを潤す雨を待っていた
近くにいても遠くにいても
私というものに容赦なく
染み入るように入り込んで来るものたちは
あらゆる感情の熱を生む
熱を帯びてこのまま私は
梅雨も待たずに気化してしまうのか
助けてと叫ぶ前にそこにいて
まるで大きな手で抱きかかえるように
狂喜乱舞のハッピーエンドなどではなく
無我の境地に近いような幸福感で
私がしっとりと満たされる
繰り返される自然の摂理の中で
解き放たれたようなその瞬間は訪れた
暖かい雨に似て涙は喜びの心いっぱいに降る
ニューヒーロー誕生
2017.06.07 08:50
最強のぼくは小さな王子さま めぐみ
Loading...

















































