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咲きたがっていた花を五月の雨が誘い出すように、強引さをよろこぶ私を用意されたシナリオのスムーズさで急展開に連れ出すあざやかさ。準備よりも出発の方が先に来るような慌ただしさと連れ立って、浄土なのか西方への羇旅となる。早い朝に覚めぬままの夢を抱えている。手の中にあるものは身分証明としての数句。到着すべきは日本一の麓。目的地に異存はない。

握りしめてかけた電話に思っていた通りのイメージで快く応えてくれたのは、私の目指すものをいつも見せてくださる方でした。これで全部の条件が、思っていた以上に満たされました。なんと幸福な端午の節句でしょう。走るクルマは、いつもより強いエフェクトをかけたセルフ再生マシーン。ほんの数時間で私のいちばん深いところをリセットできるのでしょうか。

 

 

探しているのは私自身?

あの角の向こうかしら

 

広いところにいる彼に聞いてみよう

 

この人はどうだろう

 

近くに寄って聞いてみる

シラナイ

 

逃げ出そうとする人もいる

 

ひげの立派な方も

 

彼女も分からないと答えた

 

考えてみてはくれたけれど難しいらしい

 

彼は自分のことで精一杯

 

二人っきりならと小声で聞いてみる

何も言わない

 

外の人は近寄りがたいので

 

もう花を見つめることくらいしかない

だれ? どこ? なに?

 

目を上げると親切そうな少女たち

「あそこじゃないかしら」

 

勇気を出して覗いてみる

 

ありました

 

麓にも高き理想の仲間たち   めぐみ

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