
夕立らしいものもなく梅雨が明けて
本物の夏は何もかも瞬時に乾かす
深く根を張った庭の住人たちも
水から上がってしまった私たちも
体の中の海をさえ薄められず
熱を下げるための蒸気システムは動かない
歳とともに溜まっていく思いよりも
からだそのものに積もっていく温度
機械の冷たい風ではなく
無理やりな氷水でもなく
木や花や魚のように
緑の水の星の愛に包まれてみたい
開け放った心に吹く風を待っている
遠雷に会いたい人を思うように
雨を
待っている
なるかみの遠きにありて呼ぶがごと小さき声の母に届きぬ めぐみ
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