大きめのため息をひとつ
春菊ちゃんに聞こえるようにね
そんな私は
気が付いたらこんなところにいました
連れてきてくれたのは
彼ではありません
竜宮城ではありませんから
ウッドチップを敷き詰めた
お庭を通って
森の中でもらったものは
木漏れ日の花束でした
渡された番号札の
数字には意味はありません
答えは
私にはフレッシュトマトジュースと
味見させてもらったトコロテンです
メインの花たちの姿は
心にまで入り込む光と風の中で
後ずさるほどの気品に満ちていました
入り口が出口になる頃には
うれしい気づかいにいっぱい感謝して
私のために小瓶に入ったお花のパヒューム
もちろんため息には似合いません
ため息も吐息もいつか花になる めぐみ
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