いきづくもの
きのうはあの人たちのことを考えていた
きょうは自分のことばかり
あしたは誰のことが心をよぎるのだろう
みんなしあわせかしらと朝の空気に問いかけている
長い間続けてきた暮らし方が変わってから
二度目の秋が美しく過ぎていく
こんなに紅い庭に改めて気がついて
今の私はどうだろうと立ち止まってみる
日付や...【続きを読む】
エントロピーの増大
少し儚い感じの薄手のガラスが姿のすべてで
唇を近づけると柔らかさに簡単には離れられない
冷たくても熱くても露もつかないし火傷もしな...【続きを読む】
今は昔
運転がしたくてしたくて子どもみたいな人に
無理を言って今日はロングドライブはお預けです
ハウスキーピングの大切な用事があるからで
行きたくないとか腰痛とか燃料高騰が理由ではありません
結婚前のドライブを思い出しながらのお出かけは
まるで人生が二度あるようで私も大好きですが
色付くものたちとひんや...【続きを読む】
こんなもの見つけました
秋ですから
こんな色のハートもありです
庭の隅もしかしたらアレかもしれないです
これはあれです
通るたびに古葉を取って
気にかけてあげたお礼のニコニコ満開
ゴールまで作って
公園を占拠しているのは誰
サッカー禁止って日本語だけで書いてありました
またです
十年分の記憶を取り出すそうです
お嫁...【続きを読む】
かちぶちでんぶ
これはまだ
袋入りなんかなくて
どこのお宅にも硬い鰹節と
引き出し付きの削り機のあった頃のお話です
炊きたての朝ごはん用に
アルマイトのお弁当箱の海苔の上に
蓋につかないようにもっと美味しくなるようにと
誰が最初に考えたのかも知らずに醤油と砂糖で味つけられていました
我が家伝統の味と言われて
お嫁に...【続きを読む】
勉学の秋
色づいたから秋なのですか
秋だから色づくのですか
一日の真ん中あたりなのに私より影の方が背が高い
やわらかな木漏れ日にも淡く色が混じっている
まだ幼い花桃だって
教えてもらわないで何も学ばないで
初めから季節のことはわかっている
教えられなければ何も知らないのは私
そんな私にもわかっているこ...【続きを読む】
ある雨の日のこと
洗ったばかりのオープンカーは屋根の下
きっとどこへも行かないなにサプライズ
幌屋根に降りかかる雨音を聞くために走ると
行き先は任せてくれとまたミステリー
いつもの洞峰公園で車を降りれば当然傘
コスモスじゃなくてもっと向こう
相合傘ならよかったのに恥ずかしくなんかないのに
だあれもいないし濡れる靴が...【続きを読む】
いそがなくちゃ
海苔巻きもおいなりさんも作らないけど
合図の花火も場所取りも必要ないけど
次男坊の幼稚園最後となれば
間に合うように急がなくちゃ
...【続きを読む】
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