『烈しい西風が目に見えぬ大きな塊をごうつと打ちつけては又ごうつと打ちつけて皆痩こけた落葉木の林を一日苛め通した。木の枝は時々ひうひうと悲痛の響を立てて泣いた。短い冬の日はもう落ちかけて黄色な光を放射しつつ目叩いた。』( 長塚節「土」)
立派な門をくぐると緑深いお庭に囲まれた彼の生家が
当時のままの姿で私を迎えてくれます
実の姪御さんはとてもお話好きのようでした
竜のオブジェのような白梅から目は部屋の中へ
指物師に作らせたという机は今でも寸分の狂いもないそうです
硯を置くための右側に対して少し傾きをつけた天板は
彼の好みの注文であったのでしょう
太くて長い梁に目を見張り
見たこともないような広い土間にもびっくりしました
明治の文豪の生きた同じ空間に自分も立っている
何かメッセージは聞こえないかしらと耳をすませてみたのですが
彼の使った笠も手書きの原稿たちも沈黙したままでした
鬼怒川を夜ふけてわたす水棹の遠くきこえて秋たけにけり 節
正岡子規に二年ほど師事し
夏目漱石に絶賛をあびたという長塚節
そんな人が近くに住んでいました
時代を越えて今私も同じ空気を吸っているのですね
紅に燃える彼岸の墓である めぐみ
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幻想的な空間ですね。子規や漱石の名前が出てきたことが松山に住む私にとってはうれしいことでした。ありがとうございました。
文豪のふるさと 文学の町といえば松山ですね
散歩しているだけで心に浮かぶものがありそうで
うらやましい限りです
いつかゆっくり歩きたい町です
明治の文豪のいた空間にいま自分がいる というのは何気ないようで不思議な感覚。おなじ空間で呼吸して眼を閉じて、僅かばかりのタイムスリップ。その人の愛したお庭や、愛用の品々が大切に手入れされているのを感じるのはなんだかうれしいですね。
珍しい机は何気なく廊下に置いてありました
きっと今でもびくともしないのでしょう
豊かな家の生まれだからこそできたことですが
かなりのこだわりを感じました
彼の文章はいい机のおかげかもしれませんね
素晴らしい文豪の本を昔は少しでも理解したいと思い一生懸命読んでいましたが今はまったく読みません
夫は膨大な本を持っていますが小説類はほとんどないようです
そんなたくさんの本にもまったく食指をそそられません
夫の崇拝するコラムニスト山本夏彦氏の言葉に「健康な人は本を読まない」という言葉があるそうです(もちろんすべてにあてはまるわけではありませんが)それをいいことに私は読書サボり人間と言っていいでしょうね
めぐみさんは博識で素晴らしいと思います
それにいつも今以上成長して行く自分を楽しんでいらっしゃる
そういえば昔友人から「君はソフィストケイトを目指しているようだね」と言われたことがありましたっけ。意味がわからなかったのですけど。今は何も目指していませんね~。だからしまりなく太っていくのでしょう。(多少反省です)
このみさんは洗練されたレディーのイメージに
気がつかないうちに近づいているのかもしれませんね
友人の言葉には真実が隠れていたりしますから
山本夏彦さんの本音の辛口は私も大好きです
思ったことをそのまま伝えるのはほんとに難しい
その工夫が楽しくて面白いのでしょうか
お利口さんのスマートフォンとちょっとお喋りしていた隙に、次が公開されていました。出遅れました。
長塚節の「土」は若い頃、父に奨められて読んだ記憶があります。ストーリーはうろ覚えですが、書き出しの見事さは覚えています。せめて100年、色褪せずに残るような文章に出会いたいものです。
何世紀後か、膨大なデジタルデータの中からめぐみさんのブログが発見されて、未来でも絶賛を浴びると言うようなことがあるといいですね。
スマホで本も読んでいます。
「源氏物語」 今は若柴 改めてオモシロ〜イですよ。
源氏物語は千年を越えて読み継がれていて
それはすごいことですね
AKKさんのお勧めということならば私も読んでみようかな
何千年たっても人間の中味は変わらないのでしょうか
私だけがこんな気持ちと思っても それがどんな内容にしても
たくさんの人が繰り返してきた思いなのかもしれませんね