小吉
冬枯れの水辺の冷たさに
わざわざ会いに行きました
まだまだ春は遠いよと
鳥たちが私を諭します
後れ馳せながらの初詣
人気の少ない天神様の坂道を
石段を五七五と数えながら
上り詰めていきます
今では誰の梅なのか
つぼみは固く小さくても
春に向かって飛ぼうとする気配に
何かを待ち望む心が振り...【続きを読む】
夢の8日間
夜が開けて
新しい年も開けました
よろしくお願いしますと
自分自身にもあいさつです
何というスピードでしょう
標識を立ててどんなに注意を喚起しても
カーブから直線へと走る歓びしかありません
いい気持を乗せて坂道はまだ続きます
...【続きを読む】
無垢な願いを
わたしはあや
おかあさんいつもいっしょね
おめざもねんねもおっぱいも
いっぱいありがとするからね
がんばっておおきくなっても
だっこしてすきっていってね
おとうさんおねがいがあるの
おふろでおかおをあらうとき
おゆをいっぱいかけないでね
おとうさんがみえなくなって
ちょっとさびしくなっちゃう
&nb...【続きを読む】
忙中閑
日曜日
早朝弐時間の
タイムスリップです
こんな人がいるなんて
スリル満点 何時代?
衣装も選べるのかしら
サービス満点ですね
左がステキ
大きな門がありました
おーい ここです ここ
&nbs...【続きを読む】
句読点
クリスマス、年の瀬、そしてお正月。今年も世の中は元旦で区切りをつけるために動いています。もちろん私もそのようにするつもりでいます。では、私自身の区切りは何処にあるのでしょう。春夏秋冬のどれかにしましょうか。それとも誕生日。どうもピンと来ません。一番の節目、この世に生まれてきた時のことは覚えていられ...【続きを読む】
揺れる
この街に暮らすことになった頃には、右も左もさっぱりわかりませんでした。水海道(みつかいどう)は読めても、珍しいだけで何の意味も感じませんでした。

くりかえす毎日が私の居場所を教えてくれていることに気がついてからは、異邦人でも「みつかいどうっぺ」になれるかしらと本気で思っています。

ひさし...【続きを読む】
テクニシャン
デパートを歩くと、素直にお金持ちになりたいと思います。顔のない美人のマネキンさん達に付いている小さな値札に最初に目がいく人ではなくなりたいと願うのです。
「素敵なジャケットね、これをくださいな」
「どんなスカートが似合うかしら、これかそれかやはり両方」
「で、おいくらかしら?」
と後から値段を聞く余...【続きを読む】
ららばい Ⅳ
この子たちのためだけの子守唄を
心の中でゆっくり何度も繰り返す
声に出して歌うよりずっと静かに
ぴったりつけた胸から胸に響いて
とろとろずしりすーすーほかほか
あなたたちは境目のない夢の中へ
私はここにある愛の形抱きしめて
幸せの確からしさに包まれている
...【続きを読む】
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