魔法使いの弟子
立ち止まって見ているだけで少しも先へ進まないから
空は限りなく青く深くても心から色が消えそうになる
切り替わらないのなら切り替えてやればいいと
魔法使いさんが私を弟子の魔女にしてくれました
魔法陣を描き
生贄を供えて
呪文を...【続きを読む】
色色色
カレンダーの裏側みたいな朝が来る
朝ならば時計を見なくても朝だ
スイッチオン今日も覚えることだらけ
パパママの次にオレンジ色が好き
七色で足りるか僕の虹を描く
おととしの柱のキズの名が読めた
靴帽子何かが外で待っている
石ころにアリンコ次はダンゴムシ
じいちゃんはちょっとこわくてだあ...【続きを読む】
さよならアクセラ
さて
別れというものは
まるで
突然だったようなスピードで
泣いてしまう暇も
残してはくれない
思い出が
聞こえてくる
私たちの子どもだった頃の娘とアクセラ
彼女の美しさは私たちのプライド
アクセラはさらに麗しく互いに引き立てあってい...【続きを読む】
たまねぎのきもち
まあるいかおしてたまねぎは
あさのはやくからよるのあいだじゅうも
つちのなかにいてどんなことをかんがえているのやら
たぶんひとりひとりのあじわいの
いちばんまんなかになにかがあるんだろうと
こころひら...【続きを読む】
五月五日には
光と影の拮抗の中で
地面に開いたこの穴の底まで
僅かな眩暈と共に吸い込まれて行こうか
空気と水の均衡が季節を捉えた
モネの睡蓮の絵を
マネているのはどの形どの色
私には木々を渡る風をくださいな
揺らしたのは髪だけではないと
覚えたての言葉では伝えきれません
父親譲りの僕の勇気とたくましさ
始...【続きを読む】
めぐみの数学教室
「1たす1が2になるのではなく、3にも5にも10 にもなる」
そんな言葉を聞いたのはきっと結婚披露宴
二人の愛の極みの公式は公理などは全く無視です
それはそれ実におめでたいということで正解にしておきます
そんな馬鹿げた計算が間違いというのではないとすぐに気付きました
未知数であ...【続きを読む】
明日晴れるか
時の流れの澱みに
私という舟を浮かべて
花から花への硲に息を顰めている
...【続きを読む】
アイコとアイコ
子のつく名前にちょっとあこがれて
新しく家族の仲間入りです
レッド&イエロー
紫色を目指す三兄弟は
丈夫な台木に接いでもらった優れもの
一株に何個出来るかヨーイドン
大して頑張ってもいないのに
私から私へのご褒美ということで
つまみ食いしながらのジャム作り
みんな季節の空と風を...【続きを読む】
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