あねいもうと
どちらが私でどちらが妹
競い合うライバルのように仲良く
たとえ離れても心寄り添って
それぞれの毎日の中にいる
他人の始まりでないのは
二人きりの姉妹だから
二人揃ってもしかしたら
女同士のシスターコンプレックス
無性に会いたくなることがあって
母にも会えるという言い訳で...【続きを読む】
大規模営農
大地と共に生き
太陽の恵を享受して
作物の慈愛に包まれる喜びを
すっかり大人の物心がついてから知りました
土を作り
種をまいて
命のやり取りの末に
次の私が出来上がる
もっと手広く
いろんな野菜と出会いたい
心が疼いて仕方がないので
東に向いても西に行っても畑の拡張作業で...【続きを読む】
前を走る人
ひたひたひたと忍者の私
お待ちくだされ今少し
息が上がって腕が下がって
ゴールまでは持ちませぬ
歩くのだからと誓ったはずが
走り始めてしまったのは私
昔とったなんとやらが
こんなにもろく反古になるとは
健康のためなのに苦しくて
マスクの変装で息ができない
日よけの帽子は...【続きを読む】
夜は雨
雨が降るからと
机に向かっている
紙と鉛筆の似合う私になりたい
尖らせない芯から何が生まれるか
白が眩しいので
手を止めた目を閉じた
雨音に混じってコチコチと聞こえると
飛ぶように過ぎたはずの時が少しだけ見えた気がした
文...【続きを読む】
こそあど
こんな自分でいたいと思う
そんな自分が私だろうか
あんな自分は違うと言っても
誰かに見える自分はどんな
ここで思いの通りでいいなら
あそこでうまくはいかないはずで
そこでかみさまのいうとおりなどと
どこでいちばん難しいことを考えよう
そちらではあなたの子ども...【続きを読む】
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