
さても月は変わって何かの兆しとやら
節分に立春と心逸るのを喜ばしくもそっと置いて
音楽の何小節目でも疎かにできないように
ひとつずつの今と自分とを重ねてみたい
日陰の白梅の蕾はまだまだ固く
風に伸び悩む水仙や切られたバラは寒々しい
期待いっぱいの芝桜と雪柳の蕾数えながら
季節真反対の紫陽花に寄り添っている
でも冷たい空気の中に降り注ぐ陽ざしに
ほんの少しずつ必ず移り進むもののあることを
ただ止まっているのではない凍りつくような時間を
心という時計と長さのない物差しで測れないものか
特別な出来事だけが一期一会なのではなく
一度には一つしか出会うことができないことを
過去も未来も含めての生きる楽しみとして
氷が溶ける音のない音に耳を傾けてみようか

北風と花の香りを吸い込んで痛いくらいの肺に手をやる めぐみ
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