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 ヒゲ剃りは面倒くさいものである。私は若い頃から電動シェーバーを愛用している。手軽で簡単に剃れるので重宝にしているが、剃り残しが気になる時がある。剃り残しをそのままにすると更に長く伸びてしまい、シェーバーではもう剃れない長さになる場合がある。そんな訳で、休日は朝から時間的に余裕があるので、シェービングフォームを使い、剃り残しのないようじっくり剃り上げるようにした。洗面台の温水でヒゲを柔らかくしてからフォームを塗りたくりT字型のカミソリを当てる。偶に出血することもあるが、丁寧にやれば満足のいく剃り上がりとなる。
 こういうやり方をずっと続けていたが、齢を重ねるにつれヒゲ剃りそのものが面倒くさく感じられるようになった。50代半ば、60歳の定年も見えてきた頃、平日の毎朝のヒゲそりはシェーバーで簡単に口ヒゲだけを剃ることにした。これだと1分程度で完了となる。あごヒゲは、土曜か日曜の休日にカミソリで剃ることにした。それも夜お風呂に入った際に剃るのである。湯船に浸かっているとヒゲもお湯の温度で柔らかくなってくる。そうすると洗面台に立ってやるよりも剃りやすい。出血するようなこともまずない。これは一つの発見だった。
 ただし、私の場合はあごヒゲを伸ばすのは1週間が限度。それ以上伸ばしてしまうと、カミソリでは剃りづらくなってしまう。
 こんなやり方に変更して10年以上経過している。最近はあごヒゲにも白いものが目立ってきた。ならば伸び具合も目立たないので、2週間くらいの間隔で剃るかと思ったこともあったが、やはり伸ばし過ぎてから剃ることの厄介さが気になってなかなかそうする気にはならない。
 最近の若者はヒゲの脱毛をする者も多いと聞いている。毎朝のヒゲ剃りは面倒くさいものだが、そこまでやってしまうのもどうかな、そんな思いを持っている。口ヒゲだけを毎朝剃るのは大した手間ではなかろうと言いたい気がする。



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