夏の微積分
失ってしまったものがあるとすれば それは
ちょうどの目盛りを通り過ぎたばかりの「時」
手に入れたはずなのだから ここに
スクリーンの映像ではないはずの「記憶」
まだ夢見ていたいと どこまで
ワンカットのテイクワンの毎日の「シリー...【続きを読む】
はじめての
じょうずに動かないグー・パーで
おもちゃを床に落としてしまったら
ソプラノの声が聞こえます
「あ~ぁ」
もしもいつかその声で
「おかぁ~さん」と言ったなら
記念日がひとつ増えるでしょう
少しだけ顔にお湯が掛かったからと
精一杯のいやいやで泣いてみせたとしても
きっともうすぐ甘えた声で
「おと...【続きを読む】
まっ青な空に
暑 中 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す
まっ赤な夾竹桃は見つかりませんが
まっ白な痛いほどの日差しが
もうひとりの私を
地面や壁に釘付けにしています
お変わりなくお過ごしでしょうか
いつもコメントをありがとうございます
あっそうだ
ひざポンもありがとうございます
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秘密と謎
夜明けには秘密がある
今日一日がどのようなヒストリーになるのか誰も知らないまま
太陽が光と熱と独自の風と共に再び姿を現す不思議
透明な闇がすっかりと消え失せるころには
私のエネルギーはフルタンク
取扱マニュアルも無しに
オートマチカリーな
思考と行為が
秘密裡に
動き出す
全...【続きを読む】
こっちだよ
こわれてしまうくらいに抱きしめても
私一人のものになったりはしないのに
ほほ笑むだけでキュンとつかんでくる
すべてを投げうっても傍にいさせてと
会いたさに焦がれるせつなさの中で
片側通行の恋しさに疲れはてている
だから こっちを向いて
名前を呼んだら振り向い...【続きを読む】
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