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自分を叱ってくれる人が近くにいない毎日
そして褒めてくれる人もそばにはいない
本当の意味で己が試されている

まだ帰らなくてもいいじゃない
この用事今やらなくても誰も何にも言わないよ
いくらでも自分に甘くできる落とし穴

学生のころの私の一人暮らしは
少しの開放感と社会へのツッパリ感と心細さで
辛口のミックスジュースのようでした

両親からの手紙に涙したり
意味もなく自分自身にもどかしさを感じたり
でもそんな風に大きく揺れる心の振り子のおかげで
少しずつ大人としての時を刻むようになったのでしょう

そして一人でいても一人ぼっちではないこともあると
心から分かった気がしたのでした

 

憧れた一人時間を持て余す   めぐみ

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  1. このみ on 2012年3月29日 at 6:13 AM :

    学生時代は寮で4年間。それから一人暮らしを4年間いたしました。
    東京にいるあいだにやりたいことは何でもやっておこうと思い、仕事の合間を縫って海外旅行などにも行きました。絵のサークルに入って展覧会に参加したり、友人たちと音楽会を開いたり、来日のミュージシャンのコンサートを見まくったり。
    でも都会でのそういった生活にいつも異邦人、根無し草を感じていました。
    母が具合を悪くしたこともあり8年間の都会生活にピリオドを打って郷里に戻りまもなく結婚しました。あまりにも自由だったので逆にもすのごく不自由にあこがれました。おかげさまで半径1キロメートルを出たことが一度もありません。30年間。(もちろん誇張ですけど)

    • めぐみ on 2012年3月30日 at 2:06 PM :

      いろいろな経験はすべて このみさんの栄養になったのでしょうね
      お金のなかった当時の私からは うらやましいくらい!
      今私も半径何百メール生活ですが
      不自由の中にある自由もなかなか美味しいものだと思います
      いま ここ が人生の工房ですね

  2. 二宮茂男 on 2012年3月29日 at 5:26 PM :

    めぐみ さん
    憧れた一人時間を持て余す   めぐみ

    私も、10年間、単身赴任をし、4年目、京都でアル中寸前まで落ち込み、そのとき、一人でも楽しめる、川柳に助けられました。今、少しでもと、恩返しのまねごとをしています。川柳、様々です。

    • めぐみ on 2012年3月30日 at 2:07 PM :

      一人で暮らしていると元気な時は楽しいけれど
      体調を崩したりすると心細いですよね
      京都では無事に復活されてよかったです
      川柳はほんとうに大きな力になりますね
      恩返しの気持ち 私も忘れずに過ごしたいと思います

  3. いそこ on 2012年3月30日 at 11:34 AM :

    人間は所詮ひとりに戻るのか、一人では生きられないのか、何とも言えないですね。大家族のなかに居る時は、家族と接触するたびに一人になりたいとため息をついたのに、一人暮らしをしていたときは、一人の自由さと責任に振り回されていました。気が付いたら、仕事のない休日の夕方には住宅街の中を歩いていて、夕餉の支度をする匂いとか、大人が子供を呼ぶ声を聞いていました。
     結婚願望というよりは、かつて嫌っていた人との接触がほしかったんだなあ と今はわかります。両方の生活の不自由さとありがたみを知ったから、ちょっとは深みのある考え方ができるようになったのかなあ。でも、もし人に聞かれることがあったのなら、一人暮らしを一度は体験してみたら・・と言うと思います。
      ツッパった本音は甘えたい心      いそこ

    • めぐみ on 2012年3月30日 at 2:08 PM :

      何も持たずに生まれてきて何も持たずにまた旅立つ
      生きている短い期間だけのことならば
      ツッパってみたり甘えてみたり
      そんな時間を持てるのもまた楽しいものですね
      ひとりぼっちの時の孤独感より
      人混みの中でふと感じる方が辛かったりします

  4. AKK on 2012年4月2日 at 6:28 PM :

    港の町には今日もカモメの声がする。船のエンジンらしい低い振動音が、エムの空っぽに近い胸に響いている。固いベンチに座り込んで目を閉じてみても、見えるものはおぼろげでしかない自分の未来。自分の部屋に帰れば、本当に一人きりなのだ。いつも帰りにもらうハンバーガーは、胸は焼けても心は満たさない。それでも、毎日ここに来るのは、何かあるのではないかという薄っぺらな期待感だけが心のどこかにあるからだった。

    「新しい子が今日から来てます。」
    店長が、またすぐに辞めていってしまうアルバイトを紹介している。
    「関係ないからね。特別な立場なんだよねオレ。今までのかわいいなって子だってオレになんか目もくれなかったし、哀れそうな目で見る位なんだから。」
    ガラスの外でエムは店の中を見ることもしない。

    あまり手をかけていない長い髪に、無理にパッチリと見せようとはしない目。鏡の前で口角を上げて歯を見せるようなことなどしてみたことは無いのに、決して無表情な訳ではなく、そのままでどこから見てもほんの少し微笑んでいるような表情が、彼女の一番の個性である。そして何よりも、紹介されてお辞儀をした物静かな動作が、彼女の特別な美しさなのであった。

    彼女が再び顔を上げた時、突然海からの風がエムに向かって吹いた。心は冬のままでも、確かに南からの春の風だった。どんな運命を運んで来た風なのか、エムは全く知らない。何かの兆しなのだと誰も気付いてはいない。今言えることは、もうすぐエムは理由もなく一人暮らしの部屋の片付けを始めることになる、ということだけである。       つづく

    • めぐみ on 2012年4月3日 at 6:41 AM :

      ず〜っとお待ちしておりました
      1月9日に AKK さんのコメント欄でエムの物語に出会って
      あれからどうしていたのだろうと気になっていました
      一人暮らしの毎日に何か良いことが起こりそうな予感がします
      新しいアルバイトの女性は素敵な人みたいですね
      南からの春の風がしっかりと心の中まで届きますように!
      なんだかハンバーガーが食べたくなってきました

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