「女の人は二人以上子供を産んでください」
と言った校長先生がいたという。
産んでも保育園がなくて預けられないし、仕事ができなくなるし・・
という声もある。
保育園があれば、保育士の給料が上がれば、これらは解決するのだろうか?
「男の人は、子供を二人以上産んでもらい、育てられるよう稼いでください」
と校長先生はどうして言わなかったのだろう?
女性は子供を産んで家庭を守って、という刷り込みがまだまだ根強いのかなと思うときがある。
この視点で人口政策を語れば語るほど、都市部における母親の孤独感・孤立感に気付くことはないだろうな。
子供は社会の未来。
子供が増える増えないに関わらず、子供を育てることは未来を育むこと、世の中を形作ることだという意識が広がればいいなと感じている。
保育園や幼稚園の子供の声が煩いと苦情が寄せられる、という話を聞くと胸が痛くなる。
人は子供を見ていると、自分の子供時代のことを思い出すという。
子供を見て、良い印象を持てない方々は、辛い子供時代を過ごしてこられたのでは?
と考えてしまう。
子供たちが辛い時代を過ごさないように、子供たちを育む。
今の子供たちだけではない、今の子供たちが社会の一員となったときに、未来の子供たちに辛い思いをさせない社会を築いてもらう為に。
今生まれた子供たちが、現在の平均寿命まで生きれば、彼らは22世紀を生きることになる。
保育という福祉は未来を作る仕事だと思う。
松橋 帆波さん はじめまして。
保育という福祉は未来を作る仕事…そのとおりだと思います。
こどもは未来のおとなで、いまの社会を受け継ぐ存在。
安心してこどもを生み、育てることのできる社会でなければ、
健全であるとはいえませんよね。
子育てしながら仕事もしたい人、
子育てに専念したい人、専念したいけれど働かざるをえない人、
生みたいけれど躊躇している人、生みたくてもうめない人…
さまざまな立場や考え方のある女性とそのパートナーが、
選ぶことのできる道をたくさんひろげてほしいものだと思います。
保育園をふやし、保育士さんの待遇改善をはかることも
急務ですね。
澁谷 さくら様。コメントありがとうございます。
どんな生物も、なりふり構わず子供を育てます。
人間も親となれば、なりふり構わず子供を育てます。
人間には「社会」があります。
ならば「社会」も、なりふり構わず子供を育てるべきだと考えます。
子育ては、個人の、家庭の役割で、本来はそういうことだけれども社会も支援する
そんなスタンスで未来が育めるのだろうか?
と思うのです。