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今、守秘義務は、どんな職業にも付いて回るようになった。
僕は四半世紀以上個人経営だったので、守秘義務といっても自分自身の判断で、

要するに自分がリスクを負えるかどうかで、守秘の範囲を設定することができた。
五十になって、もう一度人生を生き直してみたくなり、それまでの様々な関係を切断して、就職活動を始め、新しい日々を送るようになる。
福祉法人で仕事をさせて貰えるようになると、この守秘義務の範囲が相当広い事を認識するようになる。
加えて、休日に某省庁関連の現場にパートナー契約で入ることになると、こちらも守秘義務が多いのである。
経営者ではなく、被契約者として働くのであるから、仕事の内容をあれこれネット上に書くわけにはいかない。
日常業務に馴れ、仕事の全容が朧気に見えてくるようになると、ご利用者の方々、そのご家族の方々の、組織に対する信頼を棄損するわけにはいかないという意識が生まれてくる。
個人経営の時は、僕自身を信頼して貰えるかどうかが大切で、そのために自分をさらけ出すことも必要だった。
しかし今は違う。
僕自身への信頼ではなく、僕自身の言動が、ご利用者の組織に対する信頼を揺るがせてしまってはならないのである。
世の多くの組織人の方々は、本当に、日々大変だなと、痛感している。
SNS全盛の時代、多くの人が自分の経験や嗜好を広く共有されている。
そういうのを見ながら、まさしく「蛮勇」だなぁ、と感じることも多い。
妙な喩えになるが、サーキットコースをルールに則って暴走することは、スポーツやレジャーであるので、それは健全な事なのだろう。
かつての僕は、街中や九十九折れを違法改造した車で暴走していたようなものだから、健全とは言えなかったかもしれない。

TCP/IPで規定されている世界で物事を発信することの意味。
昔を思えば、今は「怖いなぁ」というのが僕の本音だ。



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