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 中学校の同窓会が60歳になる時に開かれた。全員が還暦になるという大きな節目なので私も喜んで出席した。5クラス約220名の学年だったが、約50名(1クラス10名前後)が集まって盛り上がった。全体の1割程度が既に亡くなっていた。盛り上がったついでに次回はいつ開催しようかという話しになって、3年毎にやることがすんなり決まった。各クラスの幹事も了承した。
 昨年8月、3年が経過して2回目の同窓会が開かれた。前回より若干参加者の数は減ったが、盛り上がりは前回と同じで楽しい一時を過ごした。
 ところで、宴の最中に私と同じクラスの仲間の一人が、私がいた5組だけのクラス会を秋にやろうと言い始めた。夏にこれだけの規模の同窓会をやってまた同じようなクラス会を続けてやっても人が集まるのか、私個人は大いに疑問であった。ただ世話人に任せればいいだけの話しで、人が集まらなかったらそれはそれで仕方がないだろうと冷ややかに様子を眺めることとした。
 さて時期が近づいてきて、私も出席する返事を一応出してしていたのだが、どうせ数名程度だろうと悲観的に見ていた。ところが現地の居酒屋に行ってみると20名近くの参加があってびっくり仰天。同窓会には事情があって出られなかったが、クラス会には都合がついて出られたという者も結構いたのである。世話人の話しだと、親の介護等でどうしても参加できない、ほんとは出たかったという者も何人かいたという。私は自分の悲観的な思い込みを正直に恥じた。 
 そしてその時のクラス会で、5組のクラス会は毎年やろうということで意見がまとまった。私もそれには大賛成。60歳過ぎるとこういう楽しみは大事にしたくなるものなのである。
 しかし、今回のコロナ騒ぎ。ほぼ間違いなく2回目のクラス会は延期になるだろう。私は悲観的である。そしてこの悲観的な見方は残念ながら的中となるだろう。ほんとに淋しい。

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