先日ご案内させて頂きました、私の作品集が発売となりました。
電子出版なので、審査等の関係で1月半ば過ぎになるかなと考えていたのですが、
おかげ様で、年明け直ぐに発行することができました。
三章立ての構成で
それぞれ
「やなぎの川柳らしきものたち」
「帆波のいろは歌留多」
「かたのちからがぬけてあすいろ」
となっております。
一章目、二章目は実験的な試みを形にしたものです。
一句一句、それぞれの奥にあるドラマ、そこから広がる連想を楽しんでいただければと思います。
川柳は「作者の心の一里塚」ともいえる性質を持っていますが、
必ずしも、作者イコール作品でなければならない訳ではございません。
作者そのものを仮想し、その人間が詠む世界観から、人間というものを表現することも可能だと考えております。
作家が生み出した登場人物による物語を楽しむ。
こういうことができるのは「川柳」だからこそだと考えます。
忌憚なきご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。