鉄は熱いうちに打つな
鉄は熱いうちに打てという言葉を私はあまり信じない。今の教育の根底はこれがあるからうまくいっていないのだとも思っている。熱いうちに打っても駄目な鉄はいくらでもある。それなのにすべての人間に可能性があるような、教える側にとって都合のいい話で叱咤激励、鼓舞するから、いろいろな無理や歪みが生じるのである。...【続きを読む】
完全な悪人・善人
サイコパスなどは別にして完全な悪人は存在しない、という話を何かの文章で読んだことがある。凶悪な犯罪を重ねた人間でも、心の隅には仏の心がほんの少しぐらいはある。これが自然な姿である。この逆も言える。マリア様、観音様のような慈愛の塊のようなお方でも、偶にはお臍の位置が悪い時がある。これも一つも不思議で...【続きを読む】
ピンピンコロリ、人生100年時代
テレビのある医療ドキュメンタリー番組を観ていたら、そこに登場した地域医療に携わる医師が、ピンピンコロリという最期は家族に対して些か厄介な死に方だと語っていた。その理由を聞くと、突如ピンピンコロリと死んだら、預金通帳や保険証書の仕舞い場所などの葬儀や相続で必要な情報が、残された家族の誰にも分からず困...【続きを読む】
十五夜の芋虫
去年の9月中旬、娘夫婦が当時1歳半近くになる孫娘を連れて我が家へ里帰りした。4日ほどの間だったが私も楽しい時間をたっぷり持たせてもらった。
滞在中のある日近くの遊園地へみんなで出かけた。朝からずっと快晴で暑かったが蒸していなかったのでそれほどの不快感はなく、いろいろな乗り物に乗り、孫娘を囲んで楽...【続きを読む】
死への観念
先月東京の母子家庭で母親が3歳の娘を自宅に置き去りにして8日間外出し、餓死させてしまった事件が明るみに出た。何とも残酷で非情な事件である。確かこれと似たような事件が何年か前の大阪でも起きていたことを思い出した。
幼い女児の憐れさを思うと誰でも耐えられるものではないだろう。三歳とはいえ、どのような...【続きを読む】
不要なコンビニ
コンビニが本格的に広まったのは昭和50年代頃からだったと思うが、かなり普及してテレビにCMがよく流れるようになった時分「開いててよかった」という言葉を謳い文句にしていた某コンビニがあった。CMのシリーズの一つに、夜中に急に稲荷寿司が食べたくなる若い女性が登場して、我慢できずにわざわざそのためだけに...【続きを読む】
♪傘がない
井上陽水の「傘がない」は昭和47年に発表された名曲である。今もカラオケで受け継がれている。発表当時は学生運動・学園紛争が少しずつ下火になってきていたが、浅間山荘事件などの凄惨な出来事がいくつも起きた頃でもある。私は高校1年生だった。
歌詞は、都会では自殺する若者が増えている、だけど今の僕にはそん...【続きを読む】
名言とその人、川柳とその人
かなり前のことだが、ある雑誌にこんな実験(調査)を行ったことが書かれていた。
まず被験者に、些か教訓的な短い文章をいくつも読ませる。そして感想を尋ねる。結果はどれも凡庸でつまらいとの回答がほとんどとなる。その後、いずれの文章も有名な人物の言葉だと種明かしする。そうすると、それらの言葉がどれも珠玉...【続きを読む】
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