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 3月7日、初代柄井川柳の菩提所・天台宗龍宝寺において「柳古木撥遣法要」が行われました。
 初代川柳句碑脇に聳える柳の古木は、幹の直径が50㎝ほどありますが、樹齢70年に至り、根元から空洞ができるような老化の兆候が際立ち始め、倒木除けの支えだけでは不安な状態に至りました。
 急遽、伐採の必要が出てしまい、本日、多くの川柳家や檀家の皆様が龍宝寺の象徴のように眺め親しんだ柳の木の御霊を碑の奥に育てられていた跡継ぎの柳に移す撥遣の儀が執り行われました。
 20名ほどの川柳家と地元からの参列者があり、長く人々を見守ってくれた柳への感謝を表しました。
 本日、法要と同じ時間に「谷中歴史文化ウォーク」を開催す津予定でしたが、急遽出発時間を遅らせ、撥遣の儀に賭ける蹴ました。
 これも川柳という名を嗣ぐものの役割の一つで、初代以降の川柳の供養と関連の行事が、宗家としての仕来たりだからです。
 御布施や御供はもちろんですが、一番大切なのは献句です。
 句によって気持ちを残すことが役割の一つとも言えます。
  樹の魂も早苗に移す棚木かげ   川 柳
 を捧げました。
     
 古柳の魂は、新しい柳の樹に移されました。
 龍宝寺と柳の繋がりは、「川柳寺」ということもありますが、それ以上に天保10年に最初の句碑が建てられた時、五代目の水谷川柳翁が「お手植え」の柳を碑の後ろに備えたところから始まり、震災戦災などで失われるたびに新しい柳が植え継がれました。
 この度伐られる古木は、昭和30年、三建目の句碑除幕に合わせて植えられたもので、村田周魚翁を中心に川上三太郎師、前田雀郎翁ら六大家健在の直に執り行われたものです。
 柳が新しくなりました。
 それを受け継ぐ私ども川柳家も、気持ちを新たにして川柳文化普及と隆盛への努力をしなくてはなりません。
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