Loading...Loading...

葛飾区文化芸術講座、第2回は

「川柳は楽しい。面白い。では面白いことはイコール川柳となるのかどうか」

というテーマ、

つまり「笑い」というものを考えるところから始めました。

その流れの中で漫談の「マーキー湊川」さんにお越しいただき、

時事漫談ネタ「マーキーのあんなことこんなことありまして」を一部分演じていただきました。

マーキー湊川氏
撮影 外澤とくろう様

その後、マーキーさんのネタで使われた五七五の句(全部で8作品)を、

私が「川柳として是か非か」という視点で検証していくという解説をいたしました。

一例をあげますと、4月の道路交通法改正によって自転車にも青切符が導入されたことの話題から、ヘルメット着用の努力義務に触れ、鬘とヘルメットの相性から

自転車に乗れる新型ア●ラ●ス

というネタがありました。(現場では●無しです)

これについて、座は湧きましたが、まず企業名を使っていることで当該企業はどう感じるか?

鬘を使用されている方にとって愉快かそうでないか?

という点を説明させていただきました。
「面白い、面白いくない」に変わる「愉快か、愉快でないか」

読んだ人、聞いた人 、見た人、そしてそこに登場している人物が読んだとして

「愉快かそうでないか」そういう価値観を川柳に持っておきたいというお話をしました。

その後 再び 穴埋め川柳に取り組んでいただきます。
今度は上五を作っていただき回収します。
それをシャッフルして配り直し、今度は下五を書いていただく。
自分ではない誰かが書いた上五だけの句箋に勝手な下五を書いていただくのです。
再び回収しシャッフル。そして配り直します。
ご参加の皆さんの手元には、
誰かが書いた上五、
それと無関係に勝手に書かれた下五が記された句箋が一枚。
そこに中七を加えて繋がる一句に仕上げていただきます。
穴埋め、中七川柳の一種ですが、今回の講座の担当者、川柳向島の小池主計さんが

「三種混合リレー川柳」という素晴らしい名前を付けてくださいました。

一回目で下五の座りの大切さ、中七に思いを乗せる大切さを体験していただいておりますので、皆さん大変頭を悩ませておられましたが、五・七・五それぞれの特性を生かした形での工夫が見受けられました。
いくつかご紹介しましょう

一口で ケンカ収める 夏の午後
物価高 息を殺して 盆休み
暑さ負け 日陰暮らしも 親譲り
水溜まり 晴れて見つかる 落としもの
夏休み 孫の台風 つらいなあ 

それぞれがバラバラで詠まれたとは思えない仕上がりになりました。
もちろん一句一句、ライブ感覚で解釈、観賞、驚きと衝撃を皆様へお伝えいたしました。

さて、種明かしのようになりますが、
川柳に限らず、モノを創造する際、自分自身の枠を超えて発想するということは難しい。自分が過ごしてきた時間の中で培われたモノの見方、考え方、言葉遣いを飛び越えるのって難しいです。「三種混合リレー川柳」は上五、下五が自分以外の発想で作られています。初めから自分自身の埒外で置かれている言葉を、自分の言葉で繋げることになります。自分の発想を広げる、超えることの体験に繋がるのです。
ここまでお話しして、最終回三回目に向けて宿題をお出しいたしました。
それは「一句作ってきてください」です。
こうして、川柳が頭の隅っこにある一週間を過ごしていただきます。

第三回に続きます・・

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

「なるほど!」「いいね!」
心が動いたらポチっ(無記名)

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K