草餅と黄な粉
我が家では、私が小さかった頃から毎年草餅をよく作った。近くの川の土手に蓬がよく生えていて、3月3日のひな祭りには間に合わないが、3月下旬、春休みの頃には親子でいつも摘みに行った。
草餅は、少し平らにした饅頭のような形にして作っていた。一個一個作り上げる最後の仕上げの時に、人差し指、中指、薬指で押...【続きを読む】
愚者の税金
宝くじは、欧米では「愚者の税金」と言われている。販売額の約40%は胴元である地方公共団体の儲け(収入)となる。残りの40数%が購入者に当せん金として還元され、更に10数%が手数料・印刷経費・広報費に使われる。例えば総額100億円分の宝くじが販売されたとした場合、もしそれを残らず全て買い占めたなら、...【続きを読む】
コブシとマンサク
小学校卒業(昭和44年3月)の記念樹はコブシ(辛夷)とマンサク(金縷梅)だった。いずれも名前がおもしろいので、当時みんなで笑った。コブシは拳、マンサクは万作(おじいちゃんの名前みたい)を連想したのである。どんな花が咲くかはもちろん知らない。小学生にはそんなことはさして興味もない。植えた場所は、国旗...【続きを読む】
戯れ言として「すべて無利子になった世界」
西暦20XX年、日銀のマイナス金利が高じて、ついに銀行の利子が定期預金でも普通口座でもゼロパーセントになった。とんでもない世の中である。
給料やボーナスの一部を銀行に預けても、一銭も得にならない。しかしだからといって家に置いておくタンス預金にしておくと、物騒な世の中なので落ち着いて寝ていられない...【続きを読む】
天の川との遭遇
大学時代の一時期山歩きのサークルに入っていて、結構いろいろな山に登った。今でも忘れられないのは、1年生の夏休みに岩手県の夏油温泉から焼石岳という山に登った時のことである。実は生まれて初めて天の川を眺めた。それまでは小学生の頃宇都宮にあるプラネタリウムで人工的なものを見ただけだった。
その時感じた...【続きを読む】
物は余るようにできている
学生時代に経済学用語の「依存効果」のことを知った。ネットのコトバンクには、この言葉は以下のように解説されている(出典は「ブリタニカ国際大百科事典」)。
「生産者の宣伝,広告によって消費者の欲望が喚起されること。貧しい社会では欲望は必要によって決定されるが,豊かな社会では消費者の顕示欲が消費を促すば...【続きを読む】
コロナ禍、コロナ下、コロナ禍下
テレビやネットのニュースなどで、話しの始めに「コロナ禍」で切り出す記事を多く見かけるようになった。去年の騒ぎが出た頃は「新型コロナウイルスの感染拡大の状況により」というような紋切り型の枕詞が多かったが、これはあまりにも諄くて冗長で、数か月でこのフレーズはメディアでは見事に使われなくなった。
その...【続きを読む】
図書館は半分死んでしまったか
コロナ騒ぎで図書館の楽しみがかなり減ったと思う。どこの図書館も閲覧座席(ブラウジングコーナー)を閉鎖している。寛いで新聞や雑誌を読むこともできない。他の人が触れて読んだ本を書棚から取り出して借りる行為についても、コロナの所為で衛生的なことに思いを馳せる神経質な人間からは敬遠されていくかもしれない。...【続きを読む】
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