「有り難くもない有り難う」(朝明第13号から)
朝明第13号(栃木県文芸家協会/2025年1月1日発行)特集[かけがえのない言葉]
「有り難くもない有り難う」 三上 博史
読売新聞に「時代の証言者」というコラムの連載がある。各界著名人の回顧録なのだが、昨年の8月から9月にかけては、探検家で医師の関野吉晴氏の「グレートジャーニー」が連載...【続きを読む】
「嫌な再スタート」(朝明第12号から)
朝明第12号(栃木県文芸家協会/2024年1月1日発行)特集[再スタート]
「嫌な再スタート」 三上 博史
今回の特集テーマを決める第1回編集会議は令和5年6月26日に開かれた。テーマの「再スタート」については、いつものようにすんなり決まったが、個人的にすぐ思いつくことがあり、私の場合は...【続きを読む】
「みぶスリーアップ川柳会」(朝明第11号から)
朝明第11号(栃木県文芸家協会/2023年1月1日発行)特集[安らぎー小さな集まりー]
「みぶスリーアップ川柳会」 三上 博史
私の川柳キャリアも30年近くになった。以前から初心者への指導をしてみたいという気持ちがあった。それは二つの理由からである。
まず教えることは学ぶこと、学ぶこと...【続きを読む】
「平成二九年九月九日土曜日の昼下がり」(朝明第10号から)
朝明第10号(栃木県文芸家協会発行/2022年1月1日)特集[ときめいた時]
「平成二九年九月九日土曜日の昼下がり」 三上 博史
もう三年以上前の話しだが、その日は九月に入ったというのにまだまだ暑かったことを憶えている。最高気温は間違いなく三〇度を超えていた。お昼を食べて、いつものように...【続きを読む】
まだやる気が起こらない
前々回の畳ショックからの続きである。
掲載した画像にあるとおり、入力した自作をプリントするとA4判サイズで99枚になった。これを元にした絞り込み作業を始めるあたって、掲載する句数をどれくらいにするか今のところ目ぼしがついていない。句集の総ページ数や1ぺージあたりの掲載数も考えなくてはいけないが、...【続きを読む】
懐中リモコン
我が家にある録画機能付きDVDプレーヤーのリモコンの具合がよくない。アナログ放送が終了して本格的な地上デジタル放送が始まる平成22年頃、テレビと一緒に家電量販店で購入したものだった。型落ちの少し古い商品だったのでかなり安かった記憶がある。
このリモコンの調子が悪くなったのは数年ほど前のことだった...【続きを読む】
畳が虫に食われる
昨年7月24日のブログ「道のりは長い」で、句集上梓のために今まで捨てずに保存してきたすべての柳誌を引っ張り出してきたことを書き記した。そして11月9日のブログ「秋の愁いと憂い 」で、いよいよ編集のために自作の入力作業が始まったことを報告した。
梅雨がまだ明けぬ7月初旬に、2穴パンチしてまとめてい...【続きを読む】
童話「とび箱がとべてこんなに青い空」(4-4)
いよいよぼくの番が近づいてきた。えーい、やけっぱち。そうかくごを決めていたら、先生がぼくのところへやって来てこう言った。
「とび箱をとぼうとしないで、とび箱におしりをのせようと走って行ってごらん。いいね。むりしちゃだめだよ。走って両手をついたら、おしりをとび箱にのせるんだ」
そう言われても、ぼく...【続きを読む】
童話「とび箱がとべてこんなに青い空」(4-3)
学校へ行くと、午前中の授業の時から雨は上がっていた。天気予報が当たった。というよりお姉ちゃんの言ったとおりであった。
給食になると、天気もよくなってきたので、先生は体育の授業参観にやる気まんまんという顔を見せていた。ぼくと言えば、いよいよあきらめないといけないのかという気持ちになり、せっかくの給...【続きを読む】
童話「とび箱がとべてこんなに青い空」(4-2)
ついに来てしまった授業参観の日の朝、ぼくの味方になったような雨がまだ降り続いていた。目が覚めてそれを知った時、ベッドの中でひとりほっとした。このまま降り続いてくれれば、午後の授業参観は、国語にへんこうされる。ママの前で、とび箱のとべないぼくを見せることはなくなる。そう考えると、少し変な勇気がわいて...【続きを読む】
童話「とび箱がとべてこんなに青い空」(4-1)
句集の編集作業のために自分の部屋を整理していたら、20年以上前に書いた童話作品が出てきた。平成13年開倫ユネスコ協会(栃木県足利市)が主催した第6回童話大賞に応募して佳作入選となったものである。195作品の応募があり、優秀賞2作品を含めて29作品が入選していた。審査員委員長は作家の馬里邑れい先生。...【続きを読む】
「アンサンブルの思い出」と「幻のクラス会」の顚末
2022年11月18日に「アンサンブルの思い出 」というブログを書いた。2024年1月12日には「幻のクラス会 」というブログも書いた。以下の文章はこの二つの話しの顚末を記すものである。
11月20日に令和元年8月以来、実に5年ぶりの中学校の同窓会が開催された。本来ならば3年後に開く予定だったの...【続きを読む】
医療への素朴な疑問
11月8日の読売新聞朝刊で、同新聞に掲載された「『移植見送り問題』を巡る一連の報道」(読売新聞東京本社臓器受け入れ断念取材班)に対して、医療分野の優れた報道を表彰する「日本医学ジャーナリスト協会賞」の2024年度の大賞に選ばれたことが報じられていた。記事には、以下のように書かれている。
[取材班...【続きを読む】
平均寿命と平均気温
平均寿命(学術用語としては「平均余命」が正しいのだろうが、巷間使われる言葉はこちらの方が一般的だと思う)が延びて、人生100年時代などと言われて久しい。毎日、朝刊の訃報欄を読みながら、100歳で天寿を全うした人はまだ少ないが、90代で亡くなる方はかなり多いという印象を持つ。
平均寿命の年毎の推移...【続きを読む】
過去と現在の二重写し
Facebookをやり始めて6年目になる。毎朝「∬∬ 今日の一句 ∬∬」を載せるようにしている。たくさんの人に読んでもらいたいので、当初から友達を増やしていき、現在3,400人程度になっている。おかげで「いいね」の数もそこそこにある。
日々Facebookの画面を開いていろいろな友達の投稿を眺め...【続きを読む】
選の側面について
かつてNHKで「ヒューマニエンス・クエスト」という、人間に関する知的なトピックスを紹介する番組(MCは織田裕二とNHKの女性アナウンサー)が放映されていた(「ヒューマニエンス」はおそらく「ヒューマン」と「サイエンス」を合体させた言葉か)。人間という不思議な存在をじっくり深く妄想する「探求の旅」シリ...【続きを読む】
窓が無い
私は日当たりがあまり良くない部屋で一日を過ごすこと、あるいはそういう日常生活を送ることが苦手である。窓があっても北向きしかない部屋にいることもあまり好きではない。住宅が密集していない田舎で生まれ育った所為もあるだろう。
東京での大学生時代、下宿選びに際しても日が射すかどうかをかなり気にしていた。...【続きを読む】
圧力鍋
今年の春、圧力鍋を買おうと思い立った。理由はカルシウムの摂取量を増やして骨を強くしようと思ったからである。亡母が老いてから骨粗鬆症で苦労していたことも影響しているだろうか。圧力鍋で煮魚料理を作って骨まで食べ尽くす。高齢者の階段を昇り始めてから、少しずつ自分の体に気をつけ始めていたが、健康維持のため...【続きを読む】
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