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 パソコンにインターネット、ケータイからスマホ、情報ツールの進化に恩恵を受け、なおかつ翻弄されてきた人間の一人だが、YouTubeの衝撃が私個人の中では一番大きかったと思う。
 最初は、こんなものにあまり興味はなかった。これは年齢的な問題が絡んでいる。要は中高年になると、そういうものが出回ったってさしておもしろいとは思えない、今更そんなものの使い方を覚えても一体何になるのか、そんな感覚、もっと正直に白状すればICTの進展にスムーズについていけない者の僻みがあったのだ。
 ところがである。10年近く前、大橋純子の「坂の上の家」(作詞:岡本おさみ、作編曲:佐藤健)という曲を無性に聞きたくなった。この曲は、昭和50年代前半、室生犀星の小説「杏っ子」を原作とした連続テレビドラマ「娘の結婚」(ライオン奥様劇場)の主題歌にもなっていて、暇で仕方がなかった大学5年生(1年留年していた)の頃、深夜の再放送枠(毎回4本立ての2時間連続放映だったか?)で毎週観ていたのである。ドラマ(出演者は佐野アツ子・浜田光夫・池辺良ほか)もおもしろかったが、大橋純子の美声にも毎回魅了されていた。
 さて今になってCDを買い求めて何とかもう一度聴きたいなぁ、とインターネットを検索し出したら、YouTubeで簡単にヒットしてすぐに曲を聴けたのでのでびっくり。まさかの衝撃だったのである。もちろんCDを買うのはやめた。
 実は大橋純子のこの曲とは別に、もう二度と聴くことが出来ないだろうなぁと前々から思っていて半ば諦めていた曲があった。昭和46年、私が中学3年生の頃にラジオの深夜放送でよく聴いたリズ・アンド・オリエントエキスプレスの「遠い初恋」である。これはアメリカで大ヒットしたが、日本ではそれほど売れなかった。だから懐メロとしてラジオなとで紹介されることなど滅多にない。細かいことを言うと、私はこの曲の間奏部分のギターのメロディが好きで、何とかもう一度聴けたらとずっと思っていたのである。これもYouTubeで簡単に見つかって聴くことができた。
 その後は、小学生の頃のアニメ主題歌「鉄腕アトム」「鉄人28号」など、高校・大学時代の萩原健一が主演したドラマの主題歌「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」など、自分としてはもう無理かなという曲が続々聴けて、なおかつ物語そのものも観られて、そのたびに感動していた。
 私が衝撃を受けたYouTubeとは、そういうものなのである。もう死ぬまで聞くことが出来ないだろう、視聴することが出来ないだろうと観念していたものが叶えられる魔法のツール、今でもそういう使い方しかしていない。



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YouTubeの衝撃”にコメントをどうぞ

  1. ぎんちゃ on 2020年5月23日 at 9:50 AM :

    おかげさまで「遠い初恋」等死ぬまでに聞けました(^^)/

  2. 神山暁美 on 2020年5月26日 at 8:41 AM :

    「美濃赤坂線・森昌子」も聞いてください。詩は私が書きました。

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