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 またまた東京に出て来た時の話しで恐縮であるが、初めて食べた牛丼の旨さに驚いたことは今でも忘れられない。
 大学の入学手続き、下宿探しをした帰り、高田馬場の某大手チェーンに一人恐る恐る入り、生まれて初めての牛丼を食べた。当時のメニューは並盛(200円)のみ。あとはオプションのお新香(50円くらいだったか?)がカウンターの前に置いてあって、食べたい人はそれをセルフサービスで取り出すだけである。つまり、注文を訊く必要がない。カウンターの椅子に座ると、お茶が出されてそのあと何も訊かずに並盛の牛丼が出て来る。好きなだけ紅ショウガを載せられるのは今と変わらない。箸は使い捨ての割り箸ではなく普通のお箸だったと記憶している。食べ終わったら、100円玉2枚を置いて店を出るだけとなる。
 牛肉は豚肉より値段が高くて高級感があった。玉ねぎと一緒に甘じょっばく醤油で煮込んだ牛肉の旨さ、これがたったの200円。感動しながら食べ終えた。その後病みつきになった。
 当時はオイルショック後のインフレで、残念ながら200円の価格は間もなく300円に値上がりした。それでも足繁く通った。
 今は大手チェーンがいくつもあって、どこも美味しい牛丼を提供してくれているが、その頃の大衆食堂や焼肉屋などで出されていた牛丼にはあまり旨くないものもあった。当たり外れが結構多かったのである。



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一杯の牛丼”にコメントをどうぞ

  1. 金澤ひろあき on 2020年5月18日 at 2:56 PM :

     御文を読んで、私も大学で、初めて親元を離れた時のことを思い出しました。ほんと、お金がなくて、やりくりしました。安いお店を探しました。でも、味つけなどがふるさとと違っていて困ったことなど、ありませんでしたか?

  2. 三上 博史 三上 博史 on 2020年5月20日 at 8:38 PM :

    ありがとうございます。
    牛丼は初めて食べたので、旨さの感激しかありませんでした。
    池袋駅地下にあった立ち食いそば屋のつゆが関西風の薄味だったことに驚いた記憶があります。なんだこの透明っぽい色は!と。

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