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 現役時代、夏や冬にボーナスが支給されると、とりあえず銀行に預金したものだった。定期預金にすると、昔はそこそこの利率で利子が付き、ボーナスキャンペーンなどと謳って粗品の食品用ラップフィルム、食卓用布巾、台所用洗剤、液体ハンドソープなどをお土産にもらったものだった。
 今はマイナス金利のとんでもなく恐ろしい世の中で、ある程度の金額を定期預金してもほとんど利子が付かない。付いても鼻くそ程度(これは尾籠で失礼)。お土産にくれる粗品もポケットティッシュ一つぐらい。そして最近はとうとうお土産は全く無しとなってしまった。そもそも私の場合は年金暮らしで、現在は銀行に預金することもほとんどなくなったが。
 さて話しは戻るが、何故台所用洗剤やハンドソープをくれたのだろう。何度ももらううちにある日ふと気がついた。一旦それらの洗剤やソープを使って気に入れば、使い切って中身が無くなると詰め替え用をドラッグストアなどで買い求めるのではないか。似たようなものはたくさんあるが、やはり同じメーカーのものにどうしても手が伸びる。リピーターのユーザーを獲得するための一つの販売戦略だったのである。メーカーは、ドラッグストアの安売りルートの他に金融機関の粗品ルートの販路を開発したのだろう。赤字覚悟の破格の値段で銀行に卸していたのではないか。私なりにそう勝手に推理した次第である。
 新聞の折り込みチラシなどの安売りで、台所用洗剤や液体ハンドソープのほかに芳香剤、消臭剤などが、詰め替え用と同じ価格で売られている場合がある。プラスチック容器入りでも詰め替え用と同じ価格というこの怪しいお得感に釣られて、容器入りを買ってしまうと次回も同じメーカーの詰め替え用を買うことになる。これもうまいやり方、売り方である。
 数年前、家電量販店の折り込みチラシでドイツ製の電動シェーバーが格安の値段、確か3,000円程度で売られているのを知った。販売数は限定しているだろうと見込んで、開店早々に店へ行って買い求めた。
 使ってみて剃り上がりもいい。満足である。取扱い説明書に、内刃と網刃は1年半ぐらいで交換してくださいと書いてあったので、その期間が経過してから、説明書どおりに店へ行ったが、この二つのセットの値段は3,000円をかなり超えていた。ガーン、びっくり。うまい商売をしているなとしみじみ思った。そしてそれを渋々買った。



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