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 昭和時代の話しであるが、私の卒業した小学校には、春に遠足、秋に社会科見学という行事があった。遠足の方は、交通事情が次第に悪くなっていってこういうことをやる学校などなくなったのではないか。多分、私の母校も止めていると思う。
 それはさておき当時の遠足は学校の校庭を学年単位で出発し、クラス単位でとにかく歩く、ひたすら歩く。途中の休憩の時は、水筒の水を飲んでおやつのチョコレートやキャラメルを食べることが許されている。さらに歩き続けて目的地に到着するとお昼の弁当の時間になる。大体はおにぎりに玉子焼きやウインナーソーセージみたいなものを食べる。そして充分な休憩が終わると目的地から折り返して学校に戻る。思い出してみると、1年生の頃は片道1、2キロ、それから学年が上がるにつれ数キロずつ長くなっていった気がする。雨の日は延期となる。
 学年の始まり、まだ友達もあまり出来ていない新学期の頃にこういった行事でクラスの仲間と仲良くなることはいいことである。歩きながら足の裏から刺激をもらい少し高揚感が出てくると、人とも素直にお喋りができるというものだ。また程よい疲れも出てきて歩く仲間としての連帯感も生まれてくる。そういった面では素晴らしい教育行事だった。
 社会科見学の方は、貸切バスを連ねての日帰り旅行である。これも近場の公園や名所などから段々遠くへ行くようになり、東京へ行って東京タワーに昇った記憶がある。雨の日でも決行する。バスの中でガイドさんとゲームしたり歌ったりすることも楽しみの一つだった。こういった形の旅行は今でも実施されているだろう。
 遠足と社会科見学のそれぞれの目的・意味というのは、前者は歩くという運動から連帯感が生まれ、後者は大人に近づくための社会見聞が広がるということだろうか。今になって振り返ってみると、どちらもそれなりに懐かしい思い出だ。



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