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 コロナ騒ぎで図書館の楽しみがかなり減ったと思う。どこの図書館も閲覧座席(ブラウジングコーナー)を閉鎖している。寛いで新聞や雑誌を読むこともできない。他の人が触れて読んだ本を書棚から取り出して借りる行為についても、コロナの所為で衛生的なことに思いを馳せる神経質な人間からは敬遠されていくかもしれない。もっとも本屋に並んでいる新刊書が清潔なものである保証はどこにもない。選択肢は電子書籍しかなくなる。
 短時間で図書館を退出するように言われたら、落ち着いて書棚を眺める気持ちも失せてくるのではないか。のんびりと図書館の中で過ごすようなことは、残念ながら過去のことになってしまったようである。
 二十年以上前、娘が小さかった頃、週末、毎週のように地元の公立図書館へ通った。入ると娘は一人で童話や児童書のコーナーへ行き、好きなように本を漁ってはページを捲っている。親の方は全く子供の相手をする必要がない。子供の世話としては大変楽である。私はその時間にソファーなど座り、所属吟社の例会で出されている課題吟を詠もうといつも頭をひねっていた。
 図書館はお金がかからない。映画館や遊園地に連れていくと案外散財してしまう。歩いて行ける距離にある図書館は本当にありがたい施設だった。それがコロナの所為でこんなことになってしまった。誰が想像していただろうか。



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