川柳マガジンクラブ十四字詩句会 第97回例会
第97回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和8年9月16日東京都北区王子「北とぴあ」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇さん及び阿部秀夫、五十嵐淳隆、石川楽之、葛飾凡斎、後藤紡ぐ、佐藤美文、佐野純、鈴木かおる、早川若丸各氏と星野睦悟朗の11名でした。
当日の句評会の自由吟及び宿題、席題の入選句は次の通りです。
〔句評会〕▽「自由吟」
句の頭の数字は互選で獲得した得点です。
0 恋はいっとき愛はとこしえ 淳隆
1 秋風吹けば酷暑懐かし 純
作者は暑いのが好きという。しかし今年から気象庁が酷暑は40℃以上と決めてしまったから、川柳で使いにくくなった。これ以上温暖化が進めばしょっちゅう酷暑になるだろう、という恐ろしい意見もあった。
1 中元歳暮客は神様 団扇
作者の弁:三波春夫の「お客様は神様です」のパロデー。
2 眠りを覚ます地震警報 秀夫
先日夜中に比較的大きな地震があった。自治体の放送などもあったらしい。
2 買い取り流行り欲で終活 睦悟朗
作者の弁:大黒屋などの買取り屋が大変流行っていることを踏まえた。
4 天変地異に熊も驚く 紡ぐ
ドングリなどが不作なことも併せて「天変地異」と呼んだとのこと。
5 負けた拳も私のもの 美文
5 花火見ながら手と手語らう 楽之
6 おでん煮込んで冬を呼び込む かおる
前回の席題「ストーブ」を踏まえ作ってみた。
6 ゴミにされても生きるプライド 若丸
いろいろなごみ出しの話などでもりあがった。
8 妻の背中のホクロ発見 凡斎
こんなこともあるのですね絵、と共感が多かった。
宿題〕▽「結ぶ」 句評会でトップだった葛飾凡斎さんの選
〔佳作〕
1 さらりと解ける蝶の結びめ 団扇
2 政治と金が結ぶ悪の手 淳隆
3 結びが軽い弱い横綱 秀夫
4 バラ一輪の愛の結晶 若丸
5 冷めて温もる母のおむすび 紡ぐ
6 二島だけでも結ぶ縄張り 淳隆
7 NATOの結び試す中と露 秀夫
〔秀作〕
1 ペア―の手と手愛も結んだ 楽之
2 結びめにある君の七癖 美文
3 固結びした恋の愚かさ 紡ぐ
〔特選〕
縁結ぶ神匙を投げ出す 睦悟朗
〔軸〕
こんがらかって愛の結び目 凡斎
席題 ▽宿題で特選だった星野睦悟朗の出題及び選。題は「薬」
〔佳作〕
1 薬と思いもらうゲンコツ かおる
2 福岡県に効く薬無し 楽之
3 薬を飲んで今日が終った 美文
4 若がえり薬欲しい昨今 凡斎
5 つけっぱなしのテレビ劇薬 紡ぐ
6 口まで開けてさした目薬 秀夫
7 正露丸だけ持って出る旅 淳隆
〔秀作〕
1 薬の数で妻に勝ってる 美文
2 薬になると酒をやめない 美文
3 目の毒だってたまに薬に かおる
〔特選〕
顔をしっかり洗う薬浴 若丸
{軸}
百薬の長副作用多々 睦悟朗
次回の予定
第九十八回 令和八年十一月十八日(水)
宿題「茶」
北とぴあ 八〇四A室
Loading...











































勢藤-潤_アーカイブ_ISBN978-4-8237-1445-0.webp)






植竹団扇_団扇の噺_ISBN978-4-8237-1451-1.webp)

