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 タバコとの付き合いは、大学生になる頃に始まる。高校時代も吸ってはいたが、遊び程度。大学に入ると周りは吸っているのが多数派だったので、当然のように吸い始めた。セブンスターが100円だった(その後いきなり150円に値上がりしたが)。
 タバコを止めたのが32歳の時である。肺の調子がおかしいので気管支鏡という検査を受けた。こういった検査は胃や腸も含めて初体験、かなり緊張して涙が出るくらい苦しかった。
 その後、こんな経験をするくらいならタバコを止めてしまおうかと思い、素直に禁煙を決めたのである。これが64歳になる現在まで続いている。それは何故か。
 タバコを止めると体調が変わる。食欲が出て少し太ったが、何となく体が軽くなったようで調子がいい。マラソンを趣味にしていたのだが、吸っていた頃は、マラソン大会当日の朝にも吸ったくらいだった。禁煙してみると、記録がぐーんと良くなった。練習して頑張ろうとする励みになった。
 こういったメリットがあると、禁煙は続けられる。タバコの誘惑には負けない。ところが夢の中では禁煙ができなかった。宴会の日にそこそこ飲んで夜中に家へ帰って眠りにつくと、明け方頃、禁煙を破ってしまう夢を必ず見てしまうのである。夢の中で、宴会の最中、みんなが盛り上がっている隙に隣の人のタバコを1本万引きするように失敬して吸ってしまうのである。そして長く頑張っていた禁煙を破ってしまったと慌てる。最後に夢だったのかと気がついて目が覚める。こんなことを何度も繰り返し、これは何年も続いた。その頃は、隣で誰かがタバコを吸っていると、その臭い、いや匂いが素直に私の神経を刺激していつも心地よくなっていた。タバコの誘惑はいつでもあったのである。
 それも何年も経つとタバコの煙を嫌がるくらいの体質になっていて、そうなると、そんな夢を見ることもなくなっていた。今は隣りでタバコを吸われるとそっと離れたくなってしまうほど嫌になっている。

 

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