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 近所にあるスーパーがイマイチ盛っていない。店の中はいつもガラガラ。だから、陳列されている生鮮食品などの品数もあまり多くない。いや、品数が少ないから客が来ないのか。ここらあたりの事情はよく分からない。
 しかし繁盛していないスーパーにも、実はそれなりのメリットがある。肉や魚、惣菜などの値引きである。賞味または消費期限が近づいて1回目の20%値引シールがまず貼られる。さらに売れ残って期限の当日になっしまうと、午後あたりから半額シールが重ねて貼られるようになる。これが私には大変魅力的なのである。賞味も消費も、私はそのような期限についてあまりこだわらないので、そういったパック詰め商品を喜んで買う。家に帰れば冷凍保存されることとなる。
 買い物かごのほとんどが半額のものだと、レジに並んだ時にシールが目立って一抹の気恥ずかしさを感じる。もういい歳だし、そんな感情などとうの昔に脱ぎ捨てていたはずなのに…、なかなかそうはいかないものである。
 そこでいいことを思いついた。今でも買い物用バッグにはマスクが入っている。このマスクを着けて変装、顔の下半分を隠す。これで売り場を歩きレジに並べばいいのだ。知り合いに会っても、相手が気づかないなら挨拶もせずスルーすればいい。挨拶して二言三言の言葉を交わせば、必ず私のかごの中のシールだらけの商品を覗かれてしまう。藪蛇である。
 そんなやり方の買い物が最近の私の主流になっている。まっ、このスーパーも経営が悪化して閉業してしまえば終わりだが、それまではいい買い物である。何度かこのブログでも書いているが、私はあまり食生活には興味がない(着る物も住む所も同様)。だからこんな呑気な消費行動が可能なのである。

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