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 2月に「令和川柳選書 ほぼほぼとほぼ」(新葉館出版)が刊行されて、現段階で残された仕事は、柳歴30年を超える私の川柳人生をとりあえず総括するような句集の上梓である。
 その心の準備はずっと以前からしていた。そしていよいよ取りかからなければならない。確実に迫ってきた感じである。実は、何も動いていなかった自分への言い訳を何度も繰り返していた。しかし先日ようやく覚悟を決めて、まず30年分の自作が載った柳誌をすべて引っ張り出してみた。これが下の写真である。A5判ファイルに閉じたものがほとんどであるが冊数にすれば1,000冊は優に超えるだろう。
 狭い我が家でかなりのスペースを取っていたこれらは、母親には何度も処分するようしつこく言われていた。根負けして遂には諦めてもらい、結果的には現在まで生き長らえることが出来た次第である。その母親も一昨年亡くなって一人暮らし。もう私に意見する者もいない。これらの始末は己の決意だけとなった。
 さて、これからは活字になっている自作をパソコンに打ち込む膨大な作業が待っているのだが、実はどのように整理するかの方針がまだ固まっていない。自著を編集するにあたって予め決めておかなければならないカテゴライズ(章立て)のことである。考え出すと実に悩ましい。どういう方針にするか皆目見当がつかず一人途方に暮れていた。しかしこれもなかなか準備に取りかかろうとしない言い訳の一つになっていて、なんだかんだで作業開始は秋以降にするか、などと甘い考えに陥りそうだった。
 そんな時に、版元となる新葉館出版の私の編集担当者であるT女史から電話がかかってきた。T女史も何か考えてくれていたようで、一つの案を提示してきた。最初はふーんと聞いていたが、電話を切った後にいろいろ考え直してみると、なるほど名案だと思えるようになった。この案を拠り所にして作業が進められそうだ。さすが経験豊富な名編集者である。改めて敬意を表したい。
 素直に考えがまとまれば、作業に億劫がっていた言い訳の材料がなくなる。とにかくスタートしなければならない。そして年内にはなんとか入力作業を完了させたい。年明けには出稿、校正という段取りを勝手に考えている。そのとおりになるのかどうか。道のりは長い。
 なお、T女史から提示された案の内容は、残念ながら今は公表できない。マル秘である。それ以外にも自分なりに考えていたことがいくつかある。すべては出来上がってからのお楽しみにしてもらいたい(笑)。

 

 

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