短編小説「AED」(4-2)
午後六時を過ぎた頃だろうか、二人は玄関を出た。もうすぐお正月、慌ただしさが既にピークになっている時期、商店街に近づくと忙しく歩く人の数もかなり多くなっていた。
「パパ、お店に行く前に駅ビルの本屋に寄って行っていい?参考書を買わなきゃいけないの」と、真衣が歩みを止め、隆一の方へ向き直った。
「別にい...【続きを読む】
短編小説「AED」(4-1)
このブログも4月からは始まって奇数日には必ず投稿するようにしているが、話しのネタもなくなりそうになったきた。
という訳で、平成30年元旦の下野新聞「新春文芸」の短編小説部門(松本富生 選)で佳作に入賞した私の作品を4回に分けて掲載することとしたい。これで4回分8日分は稼げることとなる。なお、佳作...【続きを読む】
タバコとの付き合いについて
タバコとの付き合いは、大学生になる頃に始まる。高校時代も吸ってはいたが、遊び程度。大学に入ると周りは吸っているのが多数派だったので、当然のように吸い始めた。セブンスターが100円だった(その後いきなり150円に値上がりしたが)。
タバコを止めたのが32歳の時である。肺の調子がおかしいので気管支鏡...【続きを読む】
我が家の餅つき
我が家の餅つきは、多分私が生まれる前から毎年12月30日にやっていた。臼と杵を使ってする餅つきである。そんな餅つきをしている家庭は近所では私の家ぐらいだけだった。子供の頃は、餅つきの音が隣近所に響いて聞こえるのが少し恥ずかしかった。
中学生になると、杵を何とか持ち上げて搗けるようになったが、まだ...【続きを読む】
栃木県における年末の大掃除
我が家の大掃除は毎年12月下旬にやっているが、今年は11月中旬に娘夫婦が孫を連れてやって来るのでその前に綺麗にしておこうと、迎える1週間前に半日かけて一人でやった。いい天気の日だった。
いつものように家の中を一通り掃き掃除、拭き掃除しながら、感じたこと、思ったことがある。
栃木の冬は寒い。拙宅...【続きを読む】
「添削から学ぶ 川柳上達法」について
4月5日のブログで予告していた「添削から学ぶ 川柳上達法」(新葉館出版)がいよいよ発行となった。11月16日が発行日となっているが、この日は大安で、担当編集者の丁寧な計らいによるものである。
改めて宣伝する訳ではないが、件のブログでも書いたとおり、初心者だけでなく中級者にも是非読んでもらいたいと...【続きを読む】
旧臘の福寿草
毎年我が家の庭先に福寿草が咲き始めるのは2月中旬頃だろうか。寒明けの寒さも次第に弱くなる頃、春もようやく近づいてくる気配を感じさせてくれる花が福寿草である。
若い頃は福寿草が咲き始めることにさして興味はなかったが、冬の栃木の寒さがしみじみ我が身に堪えるようになった40代になると、庭先の春の目覚め...【続きを読む】
北関東という所
栃木県が今年の都道府県魅力度ランキング(ブランド総合研究所)で最下位の47位となった。今まで7年連続最下位だった茨城県(42位)に抜かれてしまった。ちなみに北関東のもう一つ群馬県は40位だった。
北関東3県は、常に印象の薄い地味なイメージを持たれ、ある意味でのいじられキャラ的存在になっている。こ...【続きを読む】
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